間違いだらけの投信選び

とんだクリスマスプレゼントとなりました。
日経平均1,000円超安。2万円の壁などあっさりと突き抜け、18,000円台をうかがう下げ。
本格的な下げ相場に入った感があり、底はまだまだ見えない感じです。
しかし、安い時に買って、高い時に売るのが相場。
徐々に買いを入れていけばいいと思います。
投信も下げまくっていますから、来年にむけて打診買いを入れておくのもいいでしょう。
そこで問題になるのが銘柄選び。世の中には5千本以上の投資信託があるといいます。
まさに玉石混交。
そんな大量のファンドの中からどんなファンドを選んだらいいのか?
日経新聞のM&I欄に非常に参考となる記事があったのでまとめておきます。
ポイントはこんな投信は選んではいけないという消去法方式の考え方です。
【選んではいけない投資信託の特徴】
(1)頻繁に分配金を出す
まさに昨今の金融庁の指摘のとおりです。分配をしてしまうと、一粒で2度おいしい複利効果を得ることができなくなるからです。
(2)仕組みが複雑
理解ができにくいうえ、コストが高いからです。コストも不透明になりがちでボッタクリにあいかねません。
(3)運用年数が短い
実績がないので評価がしづらいからです。
(4)リスクが大きすぎる
これはよくわかりませんが、人によると思います。
(5)販売手数料が高い
これはある種最も重要ポイント。ある証券会社だと無料なのに、他の証券会社だと2%かかったりします。
こんな低金利だと手数料の金額を取り戻すのは至難の業なのです。
その他、テーマ型の投信はやめたほうがよいとの内容も。
時代が移り変わる中で、ブームが去ってしまう可能性が高いからです。(いわゆる一発屋)
以上、案外的を得ているのではないでしょうか。
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