ポイント勝負が白熱化(TポイントVS楽天ポイント)

楽天(4755)の株主にとっては朗報でした。
以前も書きましたが、近iい将来(来年夏くらい)、ファミリーマートで買い物をした際に楽天ポイントが付与されることになるようです。
楽天の株価はここ数年、日経平均のパフォーマンスをも大きく下回る低迷。なんとか楽天経済圏のさらなる拡大を目指して株価も復活してほしいところ。
現在、ファミリーマートで使えるのはTポイントのみ。
コンビニ最大手のセブンイレブンは独自の電子マネー、ナナコがありますし、同じく大手のローソンはポンタが入っていますので、楽天の入る余地は無いと思っていました。
もっともサークルKサンクスがあったときは使えたのですが、ファミリーマートと合併し、楽天ポイントは貯まらなくなってしまいました。
それが、ある種復活するということになります。
TポイントはCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)が2003年に始めたサービスでポイント業界の老舗。
会員数は6,700万人と計算上は日本人の2人に一人は持っていることになります。
楽天ポイントもその頃からあったと思いますが、あくまでネットの世界のみ。
リアル店舗での展開はここ数年といったところです。
報道によれば、ファミリーマート側のTポイントへの不満として、手数料率が高いことがあったらしいです。
また、楽天にはスマホ決済の楽天ペイがあるのに対し、Tポイントにはそれがないことも要因の一つのようです。
今後、キャッシュレス化はますます進み、将来的なカードレス化をも視野に入れた動きだといえると思います。
それにしても楽天にとって、ファミリーマートの2万店弱の存在は大きい。
また、いつの間にか大手ドラッグストアのツルハグループでも楽天ポイントが貯まるようになっていました。
これもまた大きい。ドラッグストアオリジナルのポイントとの二重取りができるのが魅力的です。
この勢いであれば、いずれTポイントを抜く日が来るのではと思っております。
【ご参考:各ポイントカードのキラーコンテンツ(私の独断)】
(Tポイント)
ファミリーマート、ウェルシア、エディオン、Yahoo!ショッピング、ガスト、ドトール、吉野屋、ロッテリア、ソフトバンク、オートバックス、ツタヤ
(楽天ポイント)
マクドナルド、ミスタードーナツ、楽天市場(楽天グループ)、ツルハドラッグ、ビッグカメラ、ジョーシン、コスモ石油
(ポンタポイント)
ローソン、ケンタッキー、昭和シェル、ゲオ、コジマ
楽天ポイントにファミリーマートが加わるのはやはりインパクトが大きい。楽天ポイントのやっていることはまるでTポイントの物真似の感はぬぐえませんが、世の中そういったものでしょう。
CCCの増田社長は以前、楽天の取締役でもあったはずですが、楽天がCCCのマネをしてきたので怒って辞めたか、単に利益相反の問題で辞めざるを得なかったのかは不明ですが、興味深いところです。
ポンタは少々存在感に欠ける感があります。
その他ではNTTドコモが運営するdポイントも存在感が増しているようですね。
とにかく庶民にとってはポイントといえどもバカにはできません。
ちりも積もれば山となる。
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