ブリッシュ・コンセンサスによる投資家心理の分析

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株式市場の行方を占う考え方にブリッシュ・コンセンサスというものがあります。皆が強気になれば株価はいずれ下がり、弱気になれば株価はいずれ上がるという考え方です。

これは単に偏屈であまのじゃくな考え方ではありません。言われてみれば、なるほど、と納得できるものです。

ブリッシュ・コンセンサスの考え方

皆が強気になっているということは、既に手持ち資金の多くを株式につぎ込んでおり、買付余力は少なくなっています。残された行動は売ることのみとなります。

何かを買うにも売らなければ買えません。そこにあるきっかけや事件で株価が下がると、皆が一斉に売りを出し、株価の下げが加速していくことになります。

その反対に、皆が弱気になっているということは手持ち資金が潤沢であり、株式の買付余力は大きくなっています。そこに何か好材料が出れば、皆が一斉に株式を買い出し、株価は上昇していくことになります。

日経平均ボラティリティー・インデックス(日経VI)

日経VI(※)という指数があります。恐怖指数などと呼ばれることもあります。

日経VIが低位で株価が上昇し、皆が強気になっている時は新規投資には慎重になるべきですし、また絶好の売り場ということにもなります。

反対に日経VIが上昇しているときは、皆が恐怖に駆られて株を投げ売りしている可能性が高いため、バーゲンセールのように思わぬ安値で株を買えるチャンスです。

ここ10年ほどの動きを見ますと、日経VIが30を超えてくると、皆が相場に対し、恐怖心がピークに達していると考えてよさそうです。パニック売りに対して逆張りを目指すなら、日経VIが一つの指標になります。

(※)日経VI・・・日経平均ボラティリティー・インデックスの略。日経VIは、投資家が日経平均株価の将来(1か月先)の変動率の変動をどのように想定しているかを表した指数。指数が高いほど相場が大きく変動すると見込んでいることを意味する。大阪取引所に上場している日経平均先物および日経平均オプションの価格をもとに算出している。

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