AIとロボットで社会は分断され格差が広がる

昨年録画してあった金融革命なるNHKの番組を見ました。
爆笑問題の二人が司会を務めていたシリーズものの一編で、AIやロボットをテーマにしていた回でした。
ゲストとしてソフトバンクの孫正義さんと女性の方(名前は忘れました)が出ていました。
NHKらしからず、予定調和のない議論が孫さんと女性が爆笑問題を交えて行われており、少々新鮮でした。
番組を見ていて主な話題となっていたのは、AIやロボットが人間の仕事を奪うかということ。
人間がAIやロボットに取って代わられるのは間違いがなく、事実、カナダの銀行員がそうなっていたことも紹介されていました。
一方で新たな仕事も生まれるので、生みの苦しみともいえる仕事の流動性が高まるのは間違いなさそうです。
歴史は繰り返す。産業革命時にはまさにそのようなことが起こり、機械打ち壊し運動なるものがあったとのことです。
それにしても、ドイツだったと思いますが、ロボットの取扱いの研修のような光景が放映されていました。
その中で人間は何をしていたか?ひたすらタブレットからのAIの命令に基づいて作業を勧めるだけ。
いうなればAIが上司で人間が部下。ひどい言い方をすれば人間がAIの奴隷となっているようでした。
AIやロボットがさらに発展していけば、それを開発する人や経営者はますます富める者となるでしょう。
AIやロボットは文句も言わずに働いてくれますから、命令はまずAIに出し、さらにAIが人間に命令を出す。
AIを境に人間が分断されてしまうと思うのです。まさに分水嶺。そして、自分がどちらに転がるかはわからない。
人数的には後者が圧倒的に多くなるのは間違いないでしょう。
所得もAIを境にして、大きく格差が広がると思います。
文句を言おうものなら代わりの人間はいくらでもいるという状況になるからです。
所得格差は国による違いよりも同じ国であっても職種による違いの方が大きくなると思います。
そう遠くない将来はさらに格差社会が進展しているのではないかと思うと空恐ろしくなります。
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