不確実性指数なるものが過去最高に

日経新聞の記事によれば、不確実性指数という指標が比較可能な1997年から見て、過去最高になったとのことです。
ところで、不確実性指数などというものは初めて目にしました。
これはアメリカのスタンフォード大学が算出している指数で、世界の新聞記事における経済関連記事の中に「不安」や「不確実性」というキーワードがどの程度含まれているかを数えて算出しているそうです。
直近において、トランプ大統領就任時の数値を抜いて過去最高になったのだそう。
それにしてもどうやって数えているんでしょうか。
いくらなんでも目視ということはないでしょうし・・・。
指数上昇の要因となっているのは米中貿易戦争、米国金利上昇、イギリスのEU離脱のようです。
恐怖指数に似た動きをするのだろうと思います。
そして、経済の不確実性が増すと円高圧力がかかるというのが、この記事の肝でした。
政府の借金は膨らんでいるとはいえ、日本は対外純資産が世界一で円はリスク回避のための安全資産と世界ではとらえられています。
2019年は多くの人が波乱万丈の年になると予想しております。
ということは円は何かの拍子で買われやすくなる可能性が高いと思われます。
最近、外貨建ての保険を買う人が増えているのだとか。
かなり、危ない橋を渡っている可能性があります。
海外資産への投資については慎重に行う必要があると思います。
ところで、調べてみると日本にも政策不確実性指数というものが算出されておりました。
独立行政法人経済産業研究所が算出しており、朝日新聞、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞に掲載された記事から特定の用語を含む記事を新聞ごとに月単位で収集します。
(例)不透明、不確実、不確定、不安
記事の収集は、電子データから行っているようで記事の収集開始月は1987年1月になっています。
ご興味のあるかたは「日本の政策不確実性指数」というキーワードで検索してみてください。
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