FX、スワップポイント支払いの源泉は何か

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今は行っておりませんが、以前、FX取引を行っていたことがあります。

為替変動で利益を得ようというよりも、高金利通貨の買い(例えば豪ドル買い、円売りの取引など)を行っていました。

それによりスワップポイントというある種利息のようなものが毎日付いてくるからでした。

売り買いのスプレッドも銀行の外貨預金などよりもはるかに有利で、外貨預金代わりにしていました。

低金利通貨を売って高金利通貨を買えば、利ざやが稼げることはわかりますが、実際FX会社はどのような仕組みでそれを行っているのか、今でも明確には理解していません。

そこで今更ではありますが、FX取引業者はどのような仕組みでもって、顧客にスワップポイントを支払っているのかを調べてみることにしました。

そもそもスワップポイントとは・・・
スワップポイントとは、通貨ペアの金利差のことです。 FX取引では、異なる通貨を売買し、最終的には反対売買を行って取引を完了します。最初の売買から反対売買までの間の金利差について、ポジションを維持した日数分加算される仕組みです。日ごとに精算が行われ毎日受け取ることができます。


FX取引において、顧客注文をFX業者が取引相手となると、顧客が利益を出したときはFX会社に損失が発生し、顧客が損失を出したときはFX会社が利益を出すというということになり、いわゆる利益相反の関係になります。

顧客が儲ければ儲けるほど、FX会社は損を出し、経営が立ち行かなくなってしまいます。

そこで、FX会社は、顧客の注文に対し、自らも他の金融機関に同様の注文を行い、リスクヘッジを行います。

この、他の金融機関のことをカバー先といい、リスクヘッジの取引をカバー取引といいます。カバー先は外国の大手銀行が多いようです。

FX会社は、カバー先から金利差であるスワップポイントを受け取り、それを顧客に支払うという構造になっています。

しかし、必ずしもカバー先から貰ったスワップポイントの全額を顧客に還元しているわけではなく、一部さや抜きをして支払いをしています。そのさやがFX会社の収益の一部になっているというわけです。

その他にも売り買いの値段の差(スプレッド)や売買の手数料がFX会社の収益の源泉となりますが、会社によっては手数料をゼロにしている会社もあります。

今年は株式のみならず、為替も大きく変動する可能性があると思うので、FX取引において大きな利益を出すチャンスでもあろうと思います。




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