日経平均はダブル天井を目指しているのではないか

日経平均株価が秋口に24,000円を超えた後、年末にかけ20,000円割れまで下がりましたが、このところ徐々に戻しつつあり、落ち着いてきました。
ところで株価のトレンド転換を表す株価チャートにダブル底とダブル天井があります。
このところの株価の動きは個人的にはダブル天井あるいは三尊天井を目指した上げではないかと思えます。
ダブルというとWの形が目に浮かびますが、天井の場合はMの字をイメージすればわかりやすいです。

心理的に考えると以下のようになるのではないでしょうか。
1:まだまだ上がるから買っていこう
2:儲かってるし、いくらなんでも過熱感があるから売っておこう
3:(今まで買いそびれていた人や売った資金が現金化された人)
そろそろ安くなってきたから、(また)買ってみることにしよう
4:(1の天井で売りそびれた人)
天井では売りそびれたし、ここら辺りで売って逃げよう。今こそ逃げ場だ。
(3で買った人)
あれ、せっかく買ったのにおかしいな、怖いから売っておこう
こんな心理でしょうか。
日経平均の価格帯別出来高を見ると売買が多い価格帯は22,000円から23,000円くらい。この辺で買った人は、株価が戻れば売ってくると思います。

ところでこのチャートを見てみると窓といわれるものが見事に埋められています。
上値での窓は23,000円台の後半。ここらあたりが戻りの限界でしょうか。
そして、ただ一箇所だけ埋まっていないのが赤丸の部分。18,000円台の後半あたりでしょうか。
今後、下げ相場があれば、18,000円台への突入を示唆しているのではないかと思えます。
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