若者はなぜ結婚しなくなったのか

以前、少子高齢化の問題で、少子化はむしろ結果であり、その原因は未婚率の上昇にあると書きました。
生涯未婚率は、男性が23%程度、女性は14%程度であり、上昇傾向が続いてましたが、ここ数年でなんとか歯止めがかかりつつあるようです。
若者は本当に結婚したくないのでしょうか。「いずれは結婚したい」と考える未婚者(18~34歳)の割合は、男性で85%、女性では89%にも上ります。
要するに結婚はしたいけどできないというのが実態。ではその原因はいったい何なのでしょうか。
いろいろと調べていると興味深いデータにぶち当たりました。
男性の生涯未婚率が一番高い都道府県はなんと沖縄県だったのです。
当然東京かと思いましたが東京都は3位。
女性だと東京が1位、沖縄は5位でした。
一方、出生率を見てみると沖縄県は全国1位で東京都は最下位。
これは一体なにを意味しているのでしょうか?
少ないデータではありますが、私なりの仮説は以下のとおりです。
■経済的に貧しいと結婚できない。(沖縄県の男性が典型)
■都会の女性は自立しているので、なかなか結婚しない。(東京都の女性が典型)
■都会は子育てがしにくいので、生まれる子どもが少なくなる。(東京都が典型)
■田舎は子育てがしやすいので、子どもが多くなる。(沖縄県が典型)
さて、表題とはだいぶずれてしまった感もありますが、その他未婚率が上昇している要因として、
■お見合いというシステムが廃れてしまったこと
■セクハラなどの問題がやかましく職場での恋愛がしにくく職場結婚が減少している
■その一方で職場が生活の中心となっているので、他に出会いの場がない
■若者のクルマ離れにより、デートがしにくくなっている。密室空間での一体感を得る場所がない
などの要因が考えられます。
未婚化の流れを止めるには上記のような要因を取り除いていく必要がありますが、なかなか難しいですね。
結婚したい若者もイオングループのツヴァイ(2417)のようなサービスをどんどん利用したらどうかと思うのですが、業績を見る限りそのようなことも無く、行動しない若者といった構図が見えてきます。
ツヴァイで知り合いましたとはなかなか言えないというのはわかる気もしますが、この際そんなことも言ってられないから貪欲にどんどんと出会いを求めてさまよったらいかが?
【関連記事】 少子化という言葉からは誤解が生まれる
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