2019年、日本を襲う円高圧力

札束

最近の円ドル相場は110円前後で膠着状態となり、不気味な均衡を保っているようです。

日本の株式市場は円高になると安くなり、円安になると高くなる傾向にあります。株式投資をするにあたっては常に円ドル相場を意識しておく必要があります。

また、外債投資でも円高になれば為替差損が発生してしまうので注意が必要です。

とにかく日本人投資家にとって円高は概ねマイナス要因と考えて間違いないでしょう。

現在の世界経済を見渡すと円は常に高くなる圧力にさらされていると思います。

いくつかの要因を挙げてみたいと思います。

(1)アメリカの金利上昇が頭打ちに

FRBによる利上げが予想よりも少なく、早期に終わりそうな気配です。その背景としては世界経済の減速とともにアメリカ経済の減速懸念があります。

アメリカの経済成長率は2019年から2020年にかけて、かなり減速しそうです。利上げ圧力が減れば、ドルの魅力が薄れ、相対的に円の魅力が増します。

(2)新興国経済の成長鈍化

中国をはじめとする新興国経済の成長に陰りが見られることから、新興国通貨が売られやすくなっており、資金の逃避先として、安全通貨である円が買われやすい状況です。

(3)ユーロ市場の混乱継続

イギリスのEU離脱等、ヨーロッパは引き続き混乱のさなかにあります。ヨーロッパもアメリカ同様、2019年から2020年にかけて、低成長が見込まれています。ユーロ圏の共通通貨であるユーロも米ドル同様、売られやすい状況が続きます。



今年は御代変わりということで、4月27日から5月6日まで10連休となります。

連休で日本の機関投資家の動きが止まり、取引が少なくなる中でヘッジファンドなどが円買いを仕掛けてくる可能性があると思います。

また10連休と騒げば騒ぐほど、4月以降、リスクオフの流れが加速しやすくなり、株は売られやすく、円は買われやすくなると予想します。2019年は緊張の連続といった年になりそうです。




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