格安スマホへの流入が途絶えつつある

スマホ

スマホの料金が家計を圧迫してきたことから、ここ数年で格安スマホが登場し、人気を集め、大手キャリアから顧客を奪ってきました。

しかし、その勢いが昨年後半から縮小しつつあります。

なぜか?いくつかの要因がありますので、その要因をまとめてみます。

(1)大手キャリアの値下げ

菅官房長官の発言の影響かどうかは不明ですが、昨年秋、NTTドコモが19年春にもスマホ料金を2~4割値下げすると発表しました。

また、ソフトバンク系のワイモバイルやKDDI系のUQモバイルも政府の要請に応えたかのように値下げを行います。

格安スマホはその名のとおり、安さが魅力ですので、大手キャリアやその系列会社の値下げにより、相対的にその魅力が低下しました。


(2)これ以上の値下げが難しいこと

格安スマホは、その回線を大手キャリアに借りて事業を行っています。この料金が売上げの半分以上を占めています

この接続料金は年々少しずつ下がってきていますが、格安スマホを展開している会社の多くは未だ赤字が続いており、これ以上の値下げは困難な状況です。


(3)サービス利用のハードルが高い

格安スマホのサービスを利用するにはある程度のITリテラシーが必要です。そのようなリテラシーがある人で、低価格の魅力を訴求したい人は既に格安スマホを利用しており、市場のパイは縮小しています。

今後はITリテラシーの低い高齢者などを取り込んでいく必要がありますが、コスト面から店舗展開はごくわずかに限られています。

安さが魅力ですから、店舗をつくることはビジネスモデルとして成り立たないという矛盾が生じるわけです。私の娘が利用した楽天モバイルの店舗もいつの間にか無くなっていました。

ネットで申込みをしてSIMカードを入れてさまざまな設定をする。これは高齢者などにはなかなか難しいと思います。そもそも高齢者は裕福ですし、格安スマホに魅力を感じないのかもしれません。

上記のような環境ですので、今後、格安スマホを展開している会社の合従連衡が進んでいくことは間違いありません。

また、これから独自で通信網を持とうとする楽天モバイルにも逆風が吹き始めているといえるでしょう。



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