仮想通貨に投資した人の割合と現状

ビットコインの下げ相場も小康状態といったところです。世界経済に不穏な空気が流れる中、代替投資としての存在感は若干あるのでしょう。
ところで、日経新聞の記事によると博報堂が「仮想通貨に関する生活者調査」なるものを行ったそうです。それによれば、仮想通貨の投資家の約4割が塩漬け状態に陥っている模様です。
同調査は、全国18歳から59歳までの男女2万人を対象としており、その中で仮想通貨に投資したことのある人は5%となっています。20人に1人は仮想通貨に投資している計算になりますが、どうも回りを見渡してもそうは思えないのですが・・・。
人に言わないだけで、仮想通貨に手を出している人が案外多いということでしょう。ましてや損をしている人は声高には言わないでしょうし。
ブームになってから投資した人が多く、そのような人たちの多くがその後の暴落で身動きできずに放置しているというのが実態のようです。
株式市場でも、仮想通貨のマイニング事業で多額の特別損失を出したGMOインターネットや、コインチェックを買収したマネックスグループは市場から失望され、両社の株価は昨年高値から4割も下げていると記事では締めています。
残念ながらどちらの株も持っているという悲しさ(汗)。それでもGMOインターネットの株価は最近とみに戻してきています。株主総会の招集通知を見ても、約350億円もの特別損失を計上しているにもかかわらず、自己資本はむしろ増えています。
このあたりの要因は別途調べてみたいと思っています。
あなたの周りにも人知れず仮想通貨の塩漬けを作っている人がいるかもしれません。
【関連記事】 仮想通貨は代替投資の対象となっているか
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