10連休で日本市場はヘッジファンドに狙われる!?

御代替わりによる前代未聞の10連休。大型連休があると、機関投資家などが動けなくなることを狙い撃ちしたかのように外国為替市場で円が急騰したりすることが多いという印象を受けます。
少ない資金で大きく相場を動かすことができるからだと考えられます。10連休で国内の株式市場が休んでいても、外国為替市場は動き続けます。
また、海外でも日経平均先物は上場しており、取引が可能なため、連休後の日経平均がどうなるのか、休み中であっても想定はできます。しかし、対応はできません。
ただし、楽天証券では海外市場で日経平均先物の取引ができるので、例外はあります。ただ、海外の日経平均先物取引を利用している人はほんのごく一部でしょう。
参考程度に過去の大型連休中の円ドル相場の動きを調べてみることにしました。サンプルは2つ。5連休が2度あった2015年です。

想定と違い、円ドル相場は安定していました(汗)。しかし、日経平均はどちらも結構下げています。
まあ、サンプル2つでは傾向などわかりません。(まさに自己紹介のとおり、大胆な仮説と不十分な検証です。)
しかし、10連休はやはり何が起こるか不安心理が働くのは間違いなく、あらかじめポジション整理をしておくのが賢明だと思う人が多いでしょうから、連休前に下がるというのが私の想定。
といっても、暴落するほどに整理をしても仕方がないので少々の下げに収まるという感じでしょうか。
ヘッジファンド運用担当者だったとしたら、あらかじめ、日経平均を売っておき、連休中に円買いを仕掛け、大幅に円高して株を下げ、連休後に安く買い戻すといったシナリオでしょうか。
どちらにせよ、とんでもない火傷を負わないように今から考えておかねばならないと思います。
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