GAFA依存度が過度に高まると言論の自由まで脅かされる

グーグルアドセンスの再審査を受けたもののあっさり不承認となってしまいました。複数の問題点があるとかで、はっきりした理由はわかりません。
まあ、広告ペタペタ貼っているのが理由だったと思います。審査の前に減らしたのですが、記事の数が増えて、全部取り除くのは手間がかかりすぎますので中途半端でした。
でも全部取り除いたところで審査に通るかもわかりませんし・・・。複数の理由ってことはそれだけじゃないんでしょうから、そもそも価値のない内容だと判断されたのかもしれません。
ところでIT社会におけるGAFAは存在感が大きすぎて、世の中を左右する力を持ちすぎたと思います。アメリカでもビッグデータを独り占めしているという批判が出てきているようです。
例えば動画サイトといえばYouTubeの存在が圧倒的でしょう。YouTubeではあらゆるジャンルの動画を見ることができます。
ミニテレビ局のように番組を配信している会社も数多くあり、大手メディアの表面的な報道では知ることができない世の中の深層を手軽に知ることができます。当方にとってはもはや地上波はたまに見る程度の存在であり、ニュース報道などはほとんどすべてネットと新聞から得ています。
それにしても動画配信があまりにもYouTubeに偏ってしまうとYouTubeの持つ権限は巨大化してしまいます。よく聞く話では、理由がはっきりしないまま配信が停止されてしまったり、削除してしまったりするケースです。
ポリティカル・コレクトネスなどという言葉狩りが蔓延しつつあり、言論の自由を封殺しようという動きを感じざるを得ません。
メリークリスマスは駄目でハッピーホリデーにしろとかいったいどうなってんの?肌色という言葉も差別で、薄だいだい色とか言わなきゃいけないとか・・・。行き過ぎもいいところです。
Facebookへの投稿なども削除されたようなケースがあると聞きます。問題だと思うのは、理由がはっきりしないまま停止されたり、削除されたりすること。裁量で言論統制を行っているといっても過言ではないでしょう。まともな競争相手がいないからできる芸当です。
配信元がある程度の政治力があったりファンが多かったりすれば、サービスの再開への圧力が強いので、復活することが多いですが、力のない個人だと全く無視されたまま放置されてしまうようです。
グーグルの検索アルゴリズムの変更で検索順位が下がって大変だ、などというプロブロガー?などの記事を目にすると、まるでその人はグーグルに人生を支配されたかのようです。
GAFAはすばらしいサービスを提供してくれており、その恩恵は計り知れないものがありますが、あまりにも一極集中したサービス依存は言論統制のリスクがあると思います。
ニコニコ動画やフレッシュなどはYouTubeに押されてジリ貧気味ではありますが、リスクヘッジのためにもぜひサービスを提供しつづけてほしいし、個人レベルでもGAFA依存が過大にならないよう意識しないといけないと思います。
卵を一つのかごに入れないこと。株式投資と考え方はいっしょだと思います。
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