株価の動きから逆にAIの未来を考えてみる

ロボット



ここ数年前くらいからAI、AIと騒々しいものです。AIが人間の仕事を奪うとか、AIが人間を支配するとか・・・

確かにAIの進歩は著しいものなんでしょう。しかし、AIという概念は昔からありました。

よく見たのは「AI囲碁」とか「AI将棋」。AIブームのずいぶん前から存在していたと思います。

最近のAIブームはなにやら誰かが創り出したものではないかとも思えるのです。現に、昔からAIブームは起こっては消え、起こっては消えの繰り返しです。

とんでもない技術が突然生まれたのではなく、過去からずっと連続性は保たれていると思うのです。

AI産業にばら色の未来が待ち受けているのなら、株価に如実に現れているはず。そう考えて、AI関連の投資信託の値動きを調べてみました。日本株のみで運用するファンドです。

直近2年ちょっとの値動きを日経平均と比べてみたのが下図です。

20190326AI.jpg

パフォーマンスは日経平均を大きく下回り、まったくもって冴えない動きとなっています。アクティブファンドですから運用の巧拙はあるでしょう。このファンドの実績がたまたま悪いだけなのかもしれません。にしてもです。

アクティブ系ファンドはただでさえ、信託報酬が高いので、値動きが冴えなければダブルパンチで懐に響いてきます。

株価から未来を予測する。普通のアプローチとは逆ですが、上記の値動きを見る限り、AI産業にばら色の未来が待っているとは思えません。

技術は進歩し、世の中は変っていくでしょうが、従来の延長線上をただただ進んでいくだけだと感じます。一過性のブームに流されると失敗する。

未来はうまく予測できませんから、下手な鉄砲方式で個別銘柄を分散投資するか、欲張らずにインデックス投資をするか、長期的に良いパフォーマンスを上げているアクティブファンドを選ぶか、のどれかが賢明だと思うのでした。

【関連記事】
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