中古ドメインをあえて買うことの意味はどこにあるのか

お名前ドットコムなど、ドメインの取得サービスを行っている会社では中古のドメインを販売しています。
自分で考えたドメイン名を使わずにあえて、中古で誰かが使っていたドメインを取得して再利用すると何かいいことがあるのでしょうか?気になったので調べてみました。
| 中古ドメインとはそもそも何か?
かつて利用されていて、期限切れとなったドメインのことをいいます。ドメインの更新期間は取得から1年間であり、1年を超えて期限切れと放棄されたドメインが中古ドメインとなります。
|中古ドメイン販売業者はどこからドメインを取得するのか?
一旦取得されたあとに放棄されたドメイン名は一定期間を経過すると誰でも登録できる状態に戻るため、業者はその時期を見計らって再取得を試みます。要は早いもの勝ちです。
また、お名前ドットコムでは、ドメインの出品サービスを提供しています。いらなくなったドメインを持っている人がドメインを出品し、欲しい人がいればそれを買うことができます。いわばオークションのようなものです。
| 中古ドメインはどこで購入するのか?
先ずは手っ取り早く取得する方法で中古ドメインの販売業者から購入するという手があります。中古ドメインの販売業者は数多くあります。また、今や無料で中古ドメインを取得できるサービスも存在します。
| 中古ドメイン利用のメリット
ドメインには取得日というものが存在します。中古ドメインを取得した場合はその日が取得日となりますが、ドメインエイジというものがあり、取得日とは別に、そのドメインがいつ頃から使われていたかどうかが、検索エンジンでの上位表示に効果を発揮します。
特に以前の所有者がGoogleなどの検索エンジンから高い評価を受けていれば、その中古ドメインは最初からとても高評価からスタートできることになります。新規ドメインでサイトを立ち上げた場合、Googleの検索エンジンが認識しインデックスするまで時間がかかってしまいます。
ドメインエイジが古いということは、昔からサイトの運営を行っていたということになり、Googleの検索エンジンが昔にクロールした実績もあるため、Googleのアルゴリズムでは新規で取得するドメインより高い評価を受ける可能性が高くなります。
| 中古ドメイン利用のデメリット
中古ドメインには当たり外れがあるといわれます。では具体的にはどんな当たり外れがあるのでしょうか。
まず、その中古ドメインがスパム攻撃を受けている可能性がある場合、ドメインを引き継げばその攻撃も引き継いで受けてしますことになります。
また、中古ドメインの場合は被リンク先に不適切なものやリスクがあるものを含んでいる可能性があります。
さらに不正に検索エンジンの上位表示対策(SEO対策)をおこなったサイトは検索エンジンに二度と出ないように検索エンジン側がプログラミンングをしてしている可能性もあります。
過去にスパム行為を働いたドメインだと、その後にどんなに良質なページを作っても、検索エンジンの順位に入ることはないと考えたほうがいいでしょう。
| 結論
中古ドメインか新規ドメインかの選択は個人の価値観や利用目的によって変わってくるのでどちらが良いかは個々人の判断に委ねられるものだろうと思います。
また、中古ドメインを使用する場合、当たり外れもあるのでしょうが、最終的には当たり外れの問題より、ドメイン取得後のサイトの質に帰結していくものであると考えられます。
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