日経平均がバブル最高値を超えるのはいつか

チャート

1989年12月の日経平均株価の高値は38,915円(終値)。

それから約30年を経過しても高値から半分ちょっとしか戻していない。この30年間はいったい何だったんでしょうか。失われた20年ならぬ失われた30年です。

仮に、今の株価が適正水準だと仮定した場合、いったい日本の名目GDPがいくらになればバブル時の高値を抜くことができるのでしょうか。

今後、日本が安定的に2%成長をしていったとしたら、いつ上記の名目GDPにたどり着くことができるのか?(2%成長すら厳しいのが現実ではあるが・・・)

擬似バフェット指標の考え方を敷衍し、名目GDPがいくらくらいならば、バブル後高値を抜けるのか、またそれを達成できる時期はいつになるのか考えてみました。
(擬似バフェット指標についてはこちらを参照してください。)

| バブル後高値を越えるために必要な名目GDP想定

エクセルのゴールシーク機能を使用し、いくらになれば達成できるかを計算しました。それによれば、最低でも830兆円、適正値で1,300兆円、最大で1,750兆円程度となりました。

かなりの開きはありますが、今後いつかバブルが発生する可能性もあるので正確な予想は困難ではあります。

 いつ上記の名目GDPが達成できるのか

毎年2%成長したと仮定した場合の名目GDPの今後の推移予想は下記の表となります。
830兆円が達成されるのは、2039年。1,300兆円だと2062年。1,750兆円となると、なんと2077年となります。

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悲しいかな、少なくともあと20年はバブル後の高値を抜けないという結果となりました。このままだと失われた50年になりそうです。株価3万円説すら虚しく感じられます。いったい小生が生きている間にバブル後高値を抜けるかどうかも疑わしい。

なるべく達成時期を早くするには、成長率をアップさせるしかないのに、ブレーキをかけるように消費増税というのだから全くふざけてるとしかいいようがありません。

消費増税ではなく、技術革新による生産性の向上による成長での自然な税収アップが今後の日本経済ひいては日本の株価の上昇に欠かせない条件であると考えられます。

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