10連休を控えて株下落のリスクヘッジ取引を考える

取引所



前代未聞ともいえる10連休を控える中、株式市場は小康状態を保っています。10連休のイベントリスクを回避するため株を売る投資家も多い中で、それを吸収する投資家もおり、強弱感が入り乱れています。

10連休中にはFOMC、米雇用統計の発表など重要なイベントが控えています。その結果しだいでは連休後の日本市場も大きく変動するリスクがあります。

上へ行くリスクか?それともその逆か?

もう勘の世界ではありますが、下へ行くリスクのほうが大きいと思うし、なにより恐いものです。同じように考えている人が多いのでしょう。日経平均オプションで21,000円のプット・オプション(21,000円で日経平均を売る権利)の人気が高まっています。
(オプション取引の戦略を知りたい方はこちらをご覧ください。)

さりとて弱気の見方が広がっているとはいっても、持ち株を売り払う気にもなれず・・・。ここはやはり先月授業料を払わされた、楽天ダブルインバース(1459)の出番。

日経平均が下がると儲かるというETFです。しかも値動きは日経平均の2倍です。

昨日の日経平均は21,711円也。楽天ダブルインバースは4,385円也。

日経平均が連休前に22,000円をつけると仮定すれば、楽天ダブルインバースは4,270円ほどになるはず。ということで、4,270円で指値買い注文を出してみることにします。買えなければまあ仕方がないということで。保険をかけておく意味でも悪くないと思います。

逆に株が暴騰する唯一の心配は、連休中に安倍首相が消費増税の凍結を発表することくらいでしょうか。それで株が上がるのならば大歓迎だし、ダブルインバースで損することなど取るに足らないことです。

7月の参院選を控えて、絶好のタイミングではないでしょうか。もはやポイントオブノーリターンに近づいています。

聞くところによれば、明治、大正、昭和、平成の元号代わりではその後、4、5か月後に首相退陣になっているとか。消費増税で突っ走れば、参院選で負けて、安倍首相退陣という見立てもまんざら無いとはいえないと思うのです。

それにしても魅力的な投資先が見つけにくい投資環境となりました。Jリートの時間分散買いに加え、個別株の選別投資というゲリラ作戦に打って出るしかなさそうです。

【関連記事】 10連休で日本市場はヘッジファンドに狙われる!?


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