バフェット指標から日本の株式市場の水準を考える

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バフェット指標なる数値があります。聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。

指標の名前はかの大物投資家、ウォーレン・バフェット氏のバフェットから取ったものです。バフェット指標というくらいですからウォーレン・バフェット氏が考案した指標なのでしょう。

指標は株式市場の時価総額を名目GDPで割った数値で表されます。

(例)株式市場の時価総額350兆円、名目GDPが500兆円であれば、350÷500=0.7となります。

そして、これが1を超えると株式市場が過熱しているとされています。実体経済規模に比べて、株式市場の価値が上がりすぎているのでは?という考え方です。

しかし、名目GDPはともかく、時価総額といっても、そもそも株式上場するかどうかは会社の勝手ですし、株式市場が発達している国、そうでない国もあるのですから指標としてはどうも一貫性に欠けるというか、汎用性がないというか、科学的根拠に乏しいといった感がなくもありません。

しかし、同じ国ならば過去の数値と比較することで一定の感覚はつかめるものと思われます。

ということで、日本市場の状況をグラフにしてみました。赤線がTOPIX(東証一部上場銘柄の時価総額)、青線が名目GDPを示しています。(数値は精緻なものではありませんが。)

赤線が青線を上回れば、1以上となります。それにしても1990年代半ば以降から日本の経済が停滞していることがよくわかります。

そして、バフェット指標。バブル期は見事に1を大きく超えています。いかに資産バブルが膨張していたかがわかろうというものです。

リーマンショック前も1ちょっと超え。

そして、昨年(2017年)は大きく1を上回ってきています。

バフェット指標を見る限り、現在の株価は今後の好業績を相当程度織り込んだ株価水準であると考えたほうがよさそうです。

今後の株価の伸びしろは大きくないと思います。資産クラスの分散と銘柄分散、さらには時間分散というリスク回避が欠かせない状況になっていると思います。

20180220バフェット指標

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