擬似バフェット指標(2019年4月末)

平成最後の取引も終わりました。そして10連休を控えているわりにはこれといった調整もなく予想外の展開で終了。自らの相場観の無さを再認識させられたわけです。
さて、平成の31年間。その株価推移を改めて確認してみました。平成元年1月8日から平成31年4月26日まで。日数にすると11,065日。
株価が実体経済を表しているとはいえませんが、一定の尺度であることに違いありません。

ここ数年少し持ち直し傾向にはあるものの、悲しいかな30年前の半分程度。
「母さん、あの株価どこへ行ったんでしょうね。」といった心境です。平成の名の如く、株価まで平静を保ってしまいました。
GDPは?1989年当時は420兆円弱。2018年は550兆円くらいでしょうから、わずかながらではありますが成長はしています。それにしても世界各国の成長率と比較すれば異様なほどの低成長です。
日銀のインフレ目標もいっこうに達成されることもなく、異次元緩和の継続が決定されましたが、金融政策だけで実態経済が良くなるわけはありません。
財政政策、成長戦略の成果が期待されますが、安倍政権も最長であと2年ちょっと。レームダック化が加速し、もはや期待するのもあほらしくなってまいりました。
4月そしてなにより平成も終わりましたので、現状の株価の居所を確認してみたいと思います。擬似バフェット指標についてはこちらをご覧ください。

株価はこの水準でも未だ割高とみます。
連休中のFOMC、FRB議長発言、アメリカ雇用統計などによって、休み明けの株価がどう動くか。
国内問題としては消費増税が懸念されますし、7月の参院選で自民党が票を落とすこととなれば、大きなマイナス材料になります。そしてその可能性はかなり高いのではないでしょうか。
嵐の前の静けさ、そんな様相を呈してまいりました。
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