ダイキンが6期連続で最高益更新。インドで成長!

その昔、日本ではエアコン(当時はクーラーと言っていました)は贅沢品であったと記憶しています。クーラーという名のとおり、冷房機能のみで暖房機能はありませんでした。
子どもの頃、暑くてもなかなかクーラーはかけてもらえず、寝るときのみスイッチオンといった感じでした。
しかし、今やエアコンなど贅沢品どころか必需品。つけっぱなしも当たり前。何しろ昔に比べ、エアコン自体の価格が下がっていますし、省エネ化も進んでいます。
アジア諸国も今後、日本のようになっていくのは必然でしょう。
国際エネルギー機関(IEA)は世界のエアコン需要が今後30年間で3倍に増加するとの見通しを発表しています。IEAの報告によれば、エアコンが設置された建物は現在、世界に約16億棟存在し、2050年までに56億棟にまで増加する見通しだとしています。
暑い日は涼しい部屋で快適に過ごしたい。そんな思いは万人の思いでしょう。
アジアのエアコン市場の好調を受け、世界的メーカーであるダイキン(6367)の業績が好調です。6年連続の最高益更新。新興国での販売が好調だったようです。とりわけインド市場では2割の伸びを示しています。
インドは市場規模が大きいだけに将来性も大きく、さらなる成長が見込まれます。2021年には新工場が稼動し、供給能力がさらにアップされます。
失速気味なのが中国市場。中国市場で営業利益の3割を稼いでいるのですが、中国経済の失速で、エアコンの売上げも横ばい状態で成長していません。
中国ではエアコンは4割がネット通販で販売されていますが、ダイキンは現在、通販を行っていません。今後、中国市場でネット通販を開始し、てこ入れしていく方針です。
インドで成長し、中国も持ち直せば、最高益の更新はさらに続くものと考えられ、株価の動きも期待できると思います。
【関連記事】
・ダイキン(6367)。業績好調でも危機感募る
・インドにおけるエアコン市場の成長
![]() | 米中覇権戦争 残酷な未来透視図 世界を救う最後のトリデは日本だった! [ 三橋貴明 ] 価格:1,728円 |

- 関連記事
-
-
ドン・キホーテ(PPIH)、圧縮陳列による売場面積当たりの売上 2020/10/07
-
LINE、銀行業に参入へ 2018/12/10
-
インドにおけるエアコン市場の成長 2018/07/18
-
インド自動車市場、ドイツに抜かれ世界5位に転落・・・ 2019/09/15
-
GMS不振のなかイオンが復活してきた 2018/06/15
-
スズキのランチェスター戦略(VWの失敗に学ぶ) 2018/04/29
-
ドンキ、ユニー買収の全容と今後の展開 2018/10/15
-
副業増加中なのにクラウドワークス(3900)の株価はさっぱりダメ・・・ 2021/01/06
-
ドン・キホーテがひとり負け?そんな馬鹿な! 2020/11/29
-
成長株投資の醍醐味と銘柄の発掘作業 2018/02/25
-
コメント