5G技術で日本の存在感が無さ過ぎて愕然

日本でも2020年にいよいよ5G通信が始まります。
4Gに比べ100倍ともいわれる通信速度であらゆるモノがネットワーク化される超通信社会がスタートします。
しかしながら、5G技術における日本の存在感の小ささにはがっかりさせられます。
|中国と韓国の存在感
5G関連の特許出願数の国別トップは中国で、34%を占めています。そのうち、今話題のファーウェイが15%、ZTEが11%を占めています。
お隣韓国も負けてはいません。サムソンとLGらを合わせて、25%を占めています。
中国と韓国だけで約6割。圧倒的なシェアを誇ります。
| その他の国の状況
アメリカは14%と4Gに比べ、遅れを取りました。アメリカのシェアがこの程度とは少々驚きです。もっとも、シェアの大きさだけでなく、その内容が重要であることはいうまでもありません。
フィンランドは13%。ノキアの存在によるものです。その後に続くのがスウェーデン。エリクソンが牽引役です。
| あれ日本は?
日本はわずかに5%。4Gのときに比べ、4%もシェアを落として、ますます存在感がなくなりました。
ノルウェーは人口500万人ちょっと。スウェーデンも1,000万人ちょっとの小国です。いったい日本の会社はどこに行ってしまったのでしょう。さみしいばかりです。
| 中国、韓国台頭の要因
4G技術は欧米各国がかなりの特許を押さえたため、中国企業は、特許使用料を多額に支払わされるはめになりました。その轍を踏まぬよう、5G技術の開発に邁進してきました。
また、日本の電機産業が衰退したことから、日本から優秀な技術者が韓国に引き抜かれ、韓国のサムスンやLGの技術が進歩しました。
貧すれば鈍す。まさに日本の電機メーカーはここ10数年、積極的な研究開発投資を行う余力もなく、中国や韓国の後塵を拝することになってしまいました。
先の話にはなりますが、6Gではなんとしても巻き返しを図ってもらいたいものです。
【関連記事】
・早くも5G後の覇権競争がスタート(ポスト5G)
・5Gは通信業界の勢力図を変えるか
・5Gとはいったい何なのか
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