投資信託の本数とビジネスモデル



本日の日経新聞によりますと、投資信託の新規設定数が減少しているそうです。これまでの、次々と新規に投資信託を設定し、顧客に乗り換え売買を勧めて、手数料を荒稼ぎする、といったあくどいビジネスモデルが金融庁から顧客本位の業務運営でないと批判され、長期に投資信託を保有していただくというビジネスモデルへの転換を図っているようです。

しかし、金融庁の批判を受けてから行動するというのが情けない。中には不本意ながら、お上の言うことには逆らえないという消極的な改革となっている会社もあるのが実態ではないでしょうか。

自浄作用がなかなか働かないのは新規参入の壁が高いからだと思います。金融ビッグバンなどといって、金融の自由化は進みましたが、あくまで制度先行で、思想は二の次になっているのでしょう。金融商品においては業者と消費者の情報格差が大きく、それを悪用できたのでしょうが、今後はそういうわけにはいかなくなります。

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また従来、投資信託の数が多すぎて、一人の運用担当者が複数のファンドを掛け持ちして運用しているといった話も聞きました。そんな状態では、経営者と面談したり、工場を見学したりといった緻密なボトムアップによる企業調査などに基づく魂のこもった運用などできるはずもないでしょう。

少ないファンドを丹精込めて運用している独立系の運用会社も増えてきたようです。代表的な会社としては、さわかみ投信やレオスキャピタルなどでしょうか。

さわかみファンドの運用成績を見ますと、ここ10年、概ね日経平均と同様の動きをしていますが、運用パフォーマンスは日経平均を上回っています。レオスキャピタルのひふみ投信にいたっては、日経平均の4倍くらいの運用パフォーマンスを誇っているようですね。すごすぎです。まさにプロの運用といったところでしょうか。

いずれにせよ、投資信託も選択肢が増えるとともに、コストも下がり、投資家にとってはよい環境が整いつつあることは間違いないようです。


本当にお金が増える投資信託は、この10本です。 [ 篠田 尚子 ]



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