米中貿易戦争下の中国関連株と日本株の動きを比較

地球



米中貿易戦争の雲行きが怪しくなってきたことから、アメリカ株が下げてきており、日本市場にも影響が及んでいます。

中国に制裁を行うことで長期的にはアメリカも返り血を浴びることになりますから。(近頃評判の悪い竹中平蔵先生の過去の発言はこちら。昨今話題のMMTの考え方とは相容れないものはありますが)

しかし、この下げのおかげで10連休前に仕込んだ、下げれば儲かる楽天ETFダブルインバース(1459)をついに利食うことができました!

約1か月前に4,270円で仕込み、4,580円の指値で売りに出したら、朝方の大きな下げで4,755円と思わぬ高値で売ることができました。先月の授業料を大きく取り返すことができ、嬉しい限り。

しかし、全体の下げはいただけない。今月中に消費増税撤回がなければ、日本経済は大きく長い痛手が続くことになるわけですから。

そこで、日経平均の下げを見越して楽天ダブルインバースを安値で指しておいて手堅く儲けるというのも悪くないかなと思います。日経平均が高くなったら買い、安値で売る、を繰り返すことで下げ相場にも対応できそうです。

 中国株と日本株の動きを比較

ところで、昨年10月のペンス副大統領による、中国名指しでの貿易戦争の宣戦布告。

当然、中国関連株はかなりの痛手を被っているのだろうと思って、中国関連の日本株の動きを調べようとしたら、上場インデックスファンド日経中国関連株50(1556)なるETFに行き当たりました。

しかし、検索しても値段が出てこない。どうもおかしいと思って調べているとなんと2015年に上場廃止となっていました。人気がなかったということなんでしょう。

他にはそのような銘柄が見つからなかったので、某アセット会社の中国関連株のファンド(中国株で主に運用されている)と日経平均の動きを比較してみることにしました。比較する期間はペンス発言があった2018年10月から直近まで。

当然、中国株のほうが下がっていると思ったのですが・・・。下のグラフが値動きです。

20190514china.jpg

予想に反し、日経平均のほうが下がっているではないですか。いったいなんで?

制裁かけられている国の株価より日本のほうが下がっているとは。

運用がうまいのか、下がりきっていて下げ余地がなかったか、実は制裁は中国に依存している日本企業により大きな影響を与えることになるのか・・・?

有事の円買いによる円高の影響が大きいように思えるのですが、今のところ明確な答えは見当たらないのであります。

 中国関連の日本株

もはや上場廃止になってしまってはおりますが、上場インデックスファンド日経中国関連株50に組み入れられていた銘柄は以下のとおりです。

要は中国に入れ込んでいる銘柄ということになります。なにかの参考になるかもしれません。

コード 銘柄名
3382 セブン&アイ
3402 東レ
3407 旭化成
4005 住友化
4063 信越化
4183 三井化学
4188 三菱ケミHD
4452 花王
4612 日本ペHD
4911 資生堂
5020 JXTG
5332 TOTO
5401 日本製鉄
5406 神戸鋼
5411 JFE
5713 住友鉱
6103 オークマ
6273 SMC
6301 コマツ
6305 日立建機
6367 ダイキン
6471 日精工
6501 日立
6503 三菱電
6752 パナソニック
6758 ソニー
6762 TDK
6902 デンソー
6954 ファナック
6971 京セラ
6981 村田製
6988 日東電
7011 三菱重
7201 日産自
7203 トヨタ
7267 ホンダ
7453 良品計画
7731 ニコン
7751 キヤノン
7956 ピジョン
8001 伊藤忠
8002 丸紅
8031 三井物
8035 東エレク
8053 住友商
8058 三菱商
8113 ユニチャーム
8267 イオン
9104 商船三井
9983 ファストリ

あまりに中国に依存した企業はリスクが高いと思わざるを得ません。

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