あらゆるテクニックを駆使したマスメディアの印象操作

日本だけに限ったことではないのでしょうが、マスメディアはまるでこの世の中を支配し、自分たちの都合の良いほうに国を動かさそうとしているようです。
まさしく傲慢の限り。民は愚かだから、自分たちが国を導いていかなくてはならないとでも思っているのでしょう。そして、民衆など自分たちの情報操作や印象操作でどうにでも操ることができると考えているかのようです。
以前、ネットニュース番組を見ていたら、以下のような話がありました。真偽のほどは定かでもなく確かめようもないのですが、信憑性はかなり高いと思います。
| 印象操作について
小泉政権の際の選挙のときの某テレビ局のカメラマンの撮影方法について、小泉さんの顔をカメラで撮るときは広角レンズを使って、近づいてアップで撮っていた、一方、民主党の岡田党首は普通のレンズでアップで撮っていたというのです。
すると何が起こるか。
小泉さんの顔は、歪んでしまい格好が悪くなってしまうのです。見たことがある人もいるのではないでしょうか。鼻ばかりがでかく写っている間抜け面のアップ画像です。岡田さんのほうは普通のレンズなので、普通に写るというわけです。
また、小泉さんの演説を撮影するときは必ず上から見下ろすように写しており、一方の岡田さんは下からあおるように写していたというのです。
それによって、小泉さんは卑小化されたイメージとなり、岡田さんは立派に見えるのです。言論だけでなく、カメラワークまで駆使した印象操作がなされているというわけです。
もう一つ。逆光を利用したカメラワークです。安倍さんの顔を写すときは逆光で写真が撮られることが多いというのです。
逆光だと顔が黒くなってしまい、顔色が悪く見える。そんなせこいことを考えて報道写真による印象操作をしているようなのです。
あながち、考えすぎという一言ではすまされない意図を感じるところです。7月には参議院選挙がありますので、そういった視点でカメラワークなどを見てみるのも興味深いのではないでしょうか。
| 世代間による相違に光明が見える
データ通信白書によれば、10代、20代の3割以上はまったくテレビを見ていません。30代でも2割以上の人はテレビを見なくなっています。ちなみに60代ではテレビを見ない人は1割以下と相当に開きがあります。
また、新聞の発行部数はインターネットの普及とともに確実に少なくなっています。世帯数は増加しているにもかかわらずです。

(日本新聞協会のデータを基に作成)
また総務省の調査によれば、10代、20代で新聞を購読しているのは1割以下、30代でも2割以下に落ち込んでいます。
興味深いデータがあります。時代による年齢別の新聞購読率です。1975年に30代の男の8割は新聞を読んでいたのに、2015年にはたったの10%です。

(出所:社会実情データ図録)
若い世代にとって、新聞は年寄りが読むもので、自分には関係のないものなのです。若年層が接するニュースと中高年層が接するニュースは今やまったく別物となったと考えていいでしょう。
若い世代にはもはやオールドメディアの印象操作は通じません。騙されなくなっていると換言することもできるでしょう。これは非常に良い流れだと思います。
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