擬似バフェット指標(2019年5月末)

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日経平均が2万1千円を割り込んできました。アメリカ株が軟調となる中で、連れ安の様相を呈しています。

もっとも、ファンダメンタルも悪化してきています。

 2019年3月期の上場企業決算

2019年3月期の上場企業の純利益は前期比3%減。3期ぶりの減益となります。

注目すべきは、上半期が好調であったにもかかわらず、下半期に一気に落ち込んだことです。

これはひとえに米中貿易戦争による昨年秋からの中国経済の悪化による影響です。

業種別に見ると製造業の不調が目立っています。

製造業だけ見れば2018年10月~12月期は4割もの減益になっています。

 2020年3月期の決算予想

今期(2020年3月期)も業績予想は厳しいものになっています。

2019年3月期に比べて、さらに2%弱の減益が予想されています。

やはり厳しいのは製造業です。非製造業は増益予想ですが、それを製造業の減益が打ち消してしまい全体としては芳しくない状況です。

しかし、非製造業についても消費増税後の落ち込みがどの程度になるかにより、予想を裏切る減益ということも十分に考えておかねばならないでしょう。

業種別では、中国へのスマホ関連の部品輸出の落ち込みが響く電機業界が苦しくなってきています。

それでも、輸出依存度が低い日本はまだましです。お隣韓国は外需依存度が高い(とりわけ中国)ため、中国景気減速のあおりを一気に受けて上場企業は厳しい決算となっています。

 GDPと株価との比較感

さて、季節はずれの暑さの5月も終わりました。

月末恒例の擬似バフェット指標を更新してみました。
(擬似バフェット指標についてはこちらをご覧ください。)

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現状でも株価はやや割高水準にあると見ます。

20,000円割れが徐々に近づいてきているのではないでしょうか。

もっとも、来年はアメリカの大統領選もありますから、株価暴落というわけにはいかないでしょう。

しかし、潜在リスクは高まっており、近い将来、ミンスキー・モーメントが訪れる可能性は非常に高いと思わざるを得ません。

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