誰が?何のために?中古ドメインの高値入札

今は無きコンビニエンスストア、「サークルKサンクス」。ファミリーマートと合併し、ブランドネームもファミリーマートに統一されました。
そしてサークルKサンクスがかつて使用していたホームページのアドレスの一部をなすドメインが使用されなくなり、GMOインターネットが運営する中古ドメインのオークションサイト、お名前.comに「circleksunkus.jp」のドメイン名が出品されたのが、6月1日。
当初のスタート価格は6千円でした。6月18日の19時が入札期限になっていますが、なんと6月17日現在、2,600,100円也。
入札件数は244件になっています。
サークルKサンクスが使用していた上記のドメインは今年の4月末に更新期限を迎えました。そして、6月1日から誰でも取得できるようになったため、いち早くGMOインターネットが取得し、オークションに出品したのです。
| 中古ドメイン取得の目的は?
それにしてもなぜこんな高くなっても買いたいと思うのでしょうか?
歴史があって、さらに有名企業が使用していたような知名度が高いドメインはグーグルなどの検索サイトで上位表示されて、アクセスを集めやすくなります。
そのため広告表示による多額の収益が見込まれるためのようです。しかし、ドメインがどのようなサイトに利用されるかが問題となります。
もし、アダルトサイトなどが買い取って、お下劣な画像や動画を垂れ流すこととなったら・・・。
サークルKサンクス(もう無いとはいえ)にとっては大いなる迷惑でしょう。風評被害にもつながりかねません。
今回の騒動、個人的にはファミリーマートが買い戻すことになるのではないかと推測するのでした。
【関連記事】 中古ドメインをあえて買うことの意味はどこにあるのか

結局のところ、最終的には6,000万円以上で落札されました。
いったい誰が落札したのでしょうか?下衆の勘ぐりですが、気になります。
いつか、このドメイン名を使ったWEBサイトが世に出ることになるのか?
世に出ないとしたら、ファミリーマートが買い戻して、封印したのだろうというのが私の憶測です。
それにしてもGMOインターネットはいい思いをしましたね。
ニュースになるくらいですから、こんなことは珍しいことなのだとは思いますが。
(さらに追記)
報道によれば、ファミリーマートは入札に参加もしていないし、落札した人から買い戻すこともないということです。
となると本当誰が買ったんだろう?本当にお金は支払われるのだろうか?
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