財務省役人が自分は偉いと勘違いする理由と集団愚

人間は与えられた役割によって、行動が変質するといいます。
ところで日本人はまるで財務省の役人に洗脳され、支配されているかのようです(事実そうだと思います。)
彼らはまるで自分たちこそが選ばれしエリートであり、愚かな国民から選ばれて落選すればタダの人である「政治家」などに日本を任せてはおけないと思っているかのようです。また政治家の言うことなどに聞く耳も持たないのでしょう。
なにしろ自分たちは身分が保証されているのですから政治家より優位な立場に立っているのです。
いつか、またどういった経緯かも忘れましたが、財務省(金融庁かも)の役人の出身校やらが載っている名簿を見たことがあります。
それを見るとこんな感じ。「東大」「東大」「京大」「東大」「一橋大」「東大」「京大」「東大」「東北大」「東大」「早大」「東大」・・・。偏差値70超えの頭脳集団なのです。
東大と京大が大多数を占め、ガス抜きのように一部の旧帝大や私大が入っているという感じでした。そして、出身学部は法学部が多く、経済に明るいとはとても思えない・・・。
ただでさえ、そんなエリート集団であるのに、さらに自らがエリート中のエリートだと勘違いさせるようなことが起こるです。
なぜなら、予算権を握っているからです。
同じエリートである他の省庁の課長クラスが予算取りのために、財務省の課長補佐クラスに列をなして詣でるというのですから勘違いを起こしても無理ないでしょう。
俺のところにはエリートですら頭を下げてお願いに来る。そんな俺は偉いのだと。まるで日本を牛耳っているかのごとく天狗になってしまうのです。
そして政治家ですら、財務官僚に逆らうのを恐れているようなのです。逆らうと後で税務調査が入ったりして嫌がらせを受けたりするからです。そこで変なものが見つかれば政治生命をも絶たれるかもしれません。
そんな環境ですから、日本を転がしてるのは俺様たちだという勘違い野郎がたくさん出てくるというわけなのです。
そして、どんな組織でも多かれ少なかれ、やたら他人に厳しい人間が出世していくのが世の定め。
財務省に当てはめれば、「俺の一言であそこの予算要求は大幅にカットしてやったぜ。」的な自慢話が出世の追い風となり、それが悪しき伝統と化していくというわけです。まさに頭脳明晰な集団の集団愚なのであります。
まあ、それでも百歩譲って日本をある程度正しい方向に導いてくれるのならまだ許せますが、デフレ脱却に大冷や水を浴びせかける消費増税を強烈に推し進めたりしていますからたちが悪いのです。
聞くところによれば、サンケイ新聞に財務官僚が消費増税の説明に来たとか。新聞を使っての世論誘導を狙って、新聞社に営業かけるとは、公務員の風上にも置けません。
サンケイ新聞に行っているなら他の新聞社やテレビ局にも営業かけてるに違いないでしょう。「消費税は日本のためになりますよ。見積もり2%アップでいかがでしょうか。将来的には20%にもなろうってものですからお安い買い物です。」などと営業?をしかけているんでしょうから、ホントに頭にきます。
マスコミをまず洗脳して(マスコミもマスゴミっていうくらいで救いがたく)、国民を騙そうって腹が見え見えで恐いくらいです。本当になんとかしないと日本はデフレからの脱却が不可能になってしまうのではないかと思えてきます。
彼らは日本が成長しなくても、首になることはないし、給料も安定しているからどうでも良いのでしょう。自分の給料さえしっかりもらえれば他人のことなんてどうでもいいんだと思います。
でも、経営者や自営業者や勤め人はそうはいきません。景気が悪くても給料は払わなくてはならないし、所得はガクンと減るし、場合によっては職を失うことになってしまいます。
そんな中で、経団連や連合までもが消費増税賛成とは・・・。洗脳が見事に成功しているのか、本音は反対だけど、組織の論理がそうさせるのかは不明ですが、まったくもって不可解です。
日本の大きな方向性は選挙で選ばれた政治家に決めてもらいたい。次の選挙は消費増税白紙撤回、憲法改正を世に問うダブル選挙にしてもらいたかったのですが・・・。
時間切れで可能性はほとんど無くなってきましたが、そう切に願うばかりです。自民党に鉄槌を!
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