今年の夏は逆サマーラリー相場と予想する

雲



夏にかけて株価が上がることをサマーラリーといったりします。今年の夏はどんな相場になるのでしょうか。

私個人としては、残念ながら今年の夏は悲観の夏、逆サマーラリー相場になるのではと思わざるを得ません。

弱気になる理由

世界経済に暗雲が立ち込めている中、そして国民の半分が反対している中、消費増税はいよいよ撤回されることなく、予定どおり実行されそうです。

7月には参院選が予定されておりますが、今回自民党は予想以上に票を落とすのではないかと思うのです。場合によっては、安倍首相退陣なんてことにもなりかねません。

さりとて、安倍首相を上回るリーダーシップと見識を兼ね備えた人がいるかと問われれば・・・。大多数の人はいないと答えるのではないでしょうか。

自民党が見放されれば、株は下がるでしょう。なにしろ日本には自民党に取って代われる責任政党がないのですから。

それにしても、世論調査による安倍政権の支持率が不思議なほど下がりません。これにはいささか奇妙な感じを覚えます。まるで安倍政権が油断して消費増税に突っ走るのを応援しているかのようです。

はしごを掛けておいて、景気が悪くなったらほら見たことかとはしごを外す。安倍おろしに必死だった大手メディアの陰謀ではないかと勘ぐってしまうのです。

ほんのわずかな希望、そして対策

今国会は、26日が会期末だとか。あと2日しか残されていませんが、消費増税撤回を打ち出す可能性はゼロではありません。そうなれば逆に一時的に株価暴騰すらありえます。

しかし、その可能性はほぼゼロに近づいてまいりました。安倍首相の頭の中は今、G20でいっぱいいっぱいなのではないでしょうか。

そうなると、零細投資家としては、持ち株を減らしておく、あるいはベア型の投資信託を買っておいて、株価下落のリスクヘッジをしておくといった対策をするしかありません。

株価にとってはクールな夏になりそうというのが私の予想です。

投資は自己責任で!

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