アメリカ人の平均寿命について

先進国の中でアメリカ人の平均寿命は最も短いといえます。男性が約77歳、女性が約81歳であり、日本人に比べ5歳ほど短命となっています。また、注目すべき点として、ここ数年アメリカ人の平均寿命が伸びておらず、直近ではむしろ短くなっているという点です。これは、日本やヨーロッパ諸国には見られない特徴です。

平均寿命が短いことと、平均寿命が伸びていないことは切り離して考えたほうがよさそうです。

もともとアメリカ人が短命であるという理由は以下のようなものが考えられます。

・公的健康保険がなく、医療費が高い。そのため、少しくらいの体調悪化では医者に行かない。また行っても、経済的理由で最善の治療が受けられない。

・国土が広く、救急医療が行き届かない。

・移民が多い。

・上記のような要因から乳幼児の死亡率が高い。

・ジャンクフードを食べ、肥満大国である。



一方、ここ数年アメリカ人の平均寿命が伸びていない要因には驚く点があります。

・自殺が増加している。(15年間で約3割の増加)

・薬物中毒、アルコール中毒が増加している。

とりわけ、中年層にこの傾向が顕著のようです。

では、なぜこのようなことが起きているのでしょうか?これはアメリカ型の資本主義の影響ではないかと推察します。1%の富裕層が50%の富を独占するような社会で、社会的な格差が広がっており、社会に対する絶望感が蔓延しているのではないでしょうか。持つ者と持たざる者がくっきりと分かれ、大半の人は持たざる者となる。そんな中でアルコール中毒や薬物中毒、自殺が増加しているのではないかと考えられます。

日本はアメリカほどではないにせよ、格差が広がりつつあり、明日はわが身ともいえます。日本がアメリカ追随型の社会を目指せば悲惨な現実が待ち構えていると思います。

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