安倍首相、消費増税正当化のトンデモ無責任発言

パンチ



安倍首相が、10月の消費増税で今後10年間は増税の必要は無いと思うと述べたとか。

もちろん、安倍首相の任期は再来年までなので、その後のことについて責任は持てないことは安倍首相も承知のうえでの希望的発言です。

ちょっとふざけてるのは、安倍政権でこれ以上の増税は考えていないって発言で、そんなの当たり前だってことです。この発言を聞いたときは倒れそうになりました。ぜんぜん庶民の痛みなど感じていないのでしょう。

要は消費税10%は通過点であると自分が考えているのをさらけ出したようなもので、国民からもっと絞り取らなきゃならんと心の中では思っているんでしょう。まったくもってのトンデモ発言です。

 実質賃金の推移

ところで下記のグラフは2018年以降の実質賃金の推移です。

20190710tingin.jpg
(出所:三橋貴明氏ブログ「新世紀のビッグブラザーへ」 一部加工)

2018年も低迷していますが、2019年に入り大きく下落していることがわかります。

今までと同じ生活水準を維持できなくなってきているのです。なにかを切り詰めて生活するしかありません。そして、ますますデフレ脱却が遠のいていくのです。まさにデフレスパイラル。

そんな状態なのに更なる消費増税という追い討ち。まるで借金取りのようです。

その消費増税を我慢せよ、そうしたらあと10年は上げなくて済むんじゃないか、でも自分はあと2年でいなくなるから責任は持てないよ、という超無責任発言に聞こえてくるのです。

世の中では消費増税に向けた実務対応が始まっており、もはや撤回は不可能でしょう。株価の大暴落でもあれば別ですが・・・。

安倍首相の外交について

安倍首相は外交で頑張っているかのような印象がもたれていますが、それも単なる旅行好きじゃないかと思えてくるほどその成果も上がっていません。

なにしろ、あれほどプーチン大統領と会っても2島返還すらままなりません。拉致被害者も一人として帰ってきません。

その辺りの実情を元内閣官房参与であった京都大学教授の藤井聡先生が鋭く指摘しています。



期待だけ持たされ続け、得るものは少なかった6年間だといわざるを得ず、残念至極です。強力かつ有能な新たなリーダーの登場を待つばかりです。

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