移民・安全・自由、決して成り立たないトリレンマ

ジレンマという言葉はよく耳にするのではないでしょうか。しかし、「トリレンマ」と言われるとそれに何?って思う人も多いのではないでしょうか。
少なくとも私はしばらく前までトリレンマって言われても???だったのです。
しかし、経済評論家の三橋貴明さんの動画を見ていると本当にトリレンマ(※)という言葉がよく出てくるのです。
(※)トリレンマ:ジレンマが2つの選択肢について両方を選択すると片方が成り立たなくなる状況を表しているのに対し、トリレンマは3つの選択肢について、2つを選択すると1つが成り立たなくなってしまう状況を指します。あるいは、1つを選択すると2つが成り立たなくなってしまう状況もありえます。
ところで、先日、インターネットで放映されている「三橋TV」を見ていたら、興味深いトリレンマを三橋さんが紹介していました。その図は以下です。

これは何を表しているのでしょうか。日本が今後、積極的に移民を受け入れることとなった場合に日本がどのように変化していくかを示したものです。
| パターン1
移民を大量に受け入れ、安全な国家(治安の良い国家)を維持しようとすれば、国民の自由を犠牲にせざるを得ないというパターンです。
社会の治安を守るために、徹底的な監視社会を築き、自由な行動は制限せざるを得ないということです。
典型的なのはシンガポールです。シンガポールは移民を大量に受け入れていますが、国は綺麗で治安もいい。しかし、一方で国民の自由は大幅に制限されています。
ガムを持つこと、噛むことも禁止され、麻薬の密輸をすれば死刑です(麻薬を自由に密輸されたらかないませんが)。飲酒はできますが税金が高く、トイレの水を流し忘れただけで罰金です。また反政府のデモを行うことはできません。
移民は徹底的に管理され、同じ国の人はバラバラの地域に暮らすことが強制されています。国の中に特定の国の人の住む地域を作りたくないのでしょう。
その他にもさまざまな自由の制限のうえに安全が保たれています。
| パターン2
移民を大量に受け入れ、人々の自由を保障しようとすれば、安全(治安)を犠牲にせざるを得ないというパターンです。スウェーデンなのがこの典型でしょうか。
特定の国の移民が国家内国家を作り出し、地元の警察官すら恐くて立ち入れないような地域が出来上がってしまいます。日本にも一部そのような地域が出来つつあるようで、日本も着々と移民国家への道をひた走っているようです。
以前、マンションの窓からゴミを平気でポイ捨てする人の姿を見ました。マンションの敷地内です。しかも何度も。今考えると日本人ではなかったのだろうと推測します。
| パターン3
パターン1もパターン2も住みにくくて、恐ろしい社会です。これを避けるには、移民はできる限り受け入れない。これに尽きると思います。
受け入れるとしても、シンガポールとまでは言いませんが、管理を十分に行って、治安の悪化はなんとしても避けなければならないと思います。
日本が日本でなくなってしまいますから。
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