米ドルはまるで日本におけるLINEとそっくりの構図で成り立っている

アメリカ



日本で一番普及しているメッセージアプリといえば間違いなくLINEでしょう。

皆がLINEを使っている以上、自分もLINEを使わざるを得ません。テレビやパソコンなどなら、どんなメーカーを使っても、得られる効能は同じです。でも、メッセージアプリは好みにかかわらず、選択の余地はほとんどありません。

楽天のViberが好きだから使ってみたいと思っても、普及してなければほとんど用をなしません。

話変わって米ドル。まさに米ドルはLINEの構図と同じではなかろうかと思うのです。

アメリカの経常収支と対外純資産

アメリカは毎年巨額の経常赤字を計上しています。国債発行して借金しまくって海外の製品を買いあさっているというわけです。


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(出所:世界経済のネタ帳)


その経常赤字が積もり積もって、アメリカの対外純資産は世界一のマイナス、しかも断トツのトップです。


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(データ出所:IMF、財務省)


それにしてもドイツと日本の健全性が目立ちます。ともすれば、日本国政府の借金ばかりが取り出さされますが、民間部門を含めた日本国全体としての財務基盤はいまだ磐石だといえるでしょう。

それでも米ドルはその価値を保つ

普通の国だったら、アメリカのようにはいかないでしょう。自国の通貨が暴落し、高インフレに陥り、外貨を獲得することが難しくなり、行き着く先は経済破綻です。

しかし、アメリカはそうならない。なぜなら、米ドルは世界貿易における主要決済通貨だからです。

皆が米ドルを使うから、自分も米ドルを使わざるを得ないのです。世界の原油取引のほとんどがドル決済です。

米ドルを使わないとエネルギーが手に入らないのです。だからこそ、皆が米ドルを欲しがり、その価値が保たれているのです。そして、アメリカは巨額の経常収支赤字と対外純債務に耐えられるのです。

まさにLINEと同じ構図です。アメリカにとってはこの寡占を守ることがアメリカ経済を維持するための防衛線なんだと思います。

決済通貨を制するものは世界を制すってところでしょうか。

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