証券会社もポイントで客引き。さてどこが魅力的か

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日本人はポイントサービスが大好きです。ちなみにアメリカ人はクーポン券が大好きだそうです。国民性の違いといったところでしょうか。

ところで、ネット証券各社も値下げ競争だけでは限界に差し掛かり、各社各様にポイントサービスを提供しています。

主なネット証券が提供するポイントサービスをまとめておこうと思います。

SBI証券

SBI証券は2019年7月からTポイントが貯まるサービスを開始しました。Tポイントを使って投資信託を買うこともできます。←これって魅力的

ポイント付与率は投資信託の月間平均保有額に対し、年率0.1%または0.2%ということです。

投資信託の信託報酬の年換算比率が概ね1%前後であることを考えるとかなりのポイント還元率です。他人事ながらちょっとやりすぎでは?と心配してしまいますが、SBI証券は他社に負けない大胆な消耗戦の末、ネット証券の雄になったのですから、今回もその戦術に間違いはないのでしょう。

楽天証券

楽天証券の強みはなんといっても親会社たる楽天に楽天スーパーポイントという強力なサービスがあることです。楽天経済圏がどんどん広がっていくので、知らぬ間に楽天スーパーポイントが一種の通貨のようになりつつあります。

もちろん楽天スーパーポイントを使って投資信託を購入することもできます。ありとあらゆるところで使えるのが、Tポイントと楽天スーパーポイントの圧倒的魅力です。

マネックス証券・松井証券・カブドットコム証券

上記2社と違い、これらの会社は独自のポイントを付与しています。独自ポイントはポイントサイトで他のポイントに交換できたりもします。

ちなみにマネックスポイントはTポイントに交換できます。松井証券ポイントは他のポイントと交換できませんが、アマゾンギフト券と交換できます。また、投資信託の購入に充てることもできます。

カブドットコム証券は現状、現金との交換だけのようです。しかも、1万円ということでハードルが高い。今後、交換先を増やしていくようですが、他社に遅れを取っている感は否めません。

ポイントの集客効果

2019年4月にスマホ特化型でサービスを開始したSBIネオモバイル証券の口座開設者の口座開設理由は、74%がポイントで投資できる、ポイントがもらえるが23%にも達したそうです(複数回答可)。

いかにポイントが集客に役立っているかわかろうというものです。ちなみに口座開設者の半分は20代、30代の若者で、「スマホ」と「ポイント」がキーワードとなっています。

ポイントを制するものがネット証券を制す、そんな時代がやってまいりました。

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