GSOMIAの廃棄を当然の如く予測していた藤井厳喜さんが考える韓国の今後

地球



国際政治学者の藤井厳喜さんが2017年に書かれた『希望の日米新同盟を絶望の中朝同盟』という本をペラペラと眺めていたら、先ごろ韓国が一方的に廃棄を宣告してきたGSOMIA(秘密軍事情報保護協定)について書かれていること気が付きました。

そして、廃棄は当然のことであると書かれていたので驚いたのです。

それまで、GSOMIAの存在すら知らなかったので、何気なく読み飛ばしていた箇所でしたが、さまざまな報道で話題となっているので気が付くことになったわけです。

興味深かったので、同書に書かれている文在寅大統領が目指している韓国の今後について読み返してみました。韓国はこれからどこへ向かっていくのでしょうか?



文大統領が目指している政策


文大統領が目指す韓国の姿は、野党時代に要求した項目の中に見て取れるようです。それは2016年12月20日に発表された「ろうろく革命の政策」というものです。

さまざまな政策が要求されている中、驚くべき政策が2つ含まれていました。

(1)朴槿恵(パク・クネ)大統領の外交政策をすべて逆転させること

これは最終的には米韓軍事同盟の否定へとつながるものです。短期的問題として、アメリカとのTHAADミサイル配備合意の無効化を目指しています。

また、日韓の慰安婦合意の廃棄、GSOMIAの廃棄は当然のこととしています。

(2)不正蓄財財産を没収して国庫に納めること

これが意味することは、サムスンを含む大財閥の解体とその財産の没収だといいます。文大統領を含む左派勢力にとって、財閥は不正蓄財によって成立しており、憎むべき存在なのです。

文大統領が最終的に目指しているもの


上記の政策はある最終目標を達成するための手段です。それは北朝鮮による韓国併合です。

アメリカとの関係を悪化させ、在韓米軍を韓国から撤退させる。そして、北朝鮮がかねてから唱えている「高麗連邦構想」を受け入れて北朝鮮主導による南北統一を目指しているというのです。

そして、財閥の解体は北朝鮮との統一にとって近道だと考えられているのです。

なぜ韓国人左派は韓国国家を否定するのか


それにしてもなぜ、韓国人が自国韓国を見捨てて北朝鮮と合併したがるのか不思議です。

韓国の正当な歴史観では、戦前に中国への亡命政府が日本軍と戦って韓国を解放したことにしています。

しかし、文大統領に代表される左派勢力はこの歴史観を否定しています。左派は金日成(キム・イルソン)のゲリラ軍が日本軍を倒して正当な朝鮮国家を設立したという主張を支持しています。

どちらも嘘なのですが、文大統領は後者を信じているため、北朝鮮こそが国家として正統性があると考えているというわけです。

そのため、北朝鮮主導の国家統一を目指しているという結論になるわけです。

本当に実現するかは疑問ですが、今のところ文政権は着々とその方向に向かって歩いているように見えますし、今後ともぶれることはないと思います。

何しろ文大統領は政治家というより活動家なのです。

(参考文献:『希望の日米新同盟を絶望の中朝同盟』(藤井厳喜著))

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