三匹めのどじょうはいるか。M&A仲介銘柄、ストライク(6196)

M&Aが盛んです。経営者の高齢化により事業の承継が課題となっている中、自社ではなかなか安心して経営を任せられる人間が見つからない。
子どもは東京の大企業の社員や役人になってしまっていて継いでくれないし、いきなり継いだところでうまくいく可能性は低いでしょう。そこで解決策として挙げられるのがM&Aです。
事業承継の救世主、M&A
同業他社で、規模が大きく経営基盤が磐石である会社に友好的に買収してもらう。そんな流れが世の中に広がっています。
M&A仲介の代表銘柄といえば、日本M&Aセンター(2127)、M&Aキャピタルパートナーズ(6080)でしょう。売上げ、利益ともに順調に伸ばしており、株価も堅調です。
新たなる有望銘柄発見!?
ところで、先日の日経新聞に3年連続増収企業の増収率ランキングという表が載っていました。
その中に、M&A仲介を行っている「ストライク」(6196)という会社が25位にランクインしていたのです。
初めて聞く会社でした。調べてみるとM&A仲介で業務の100%を占めており、日本M&Aセンター、M&Aキャピタルパートナーズと同業の競合企業です。
設立は1997年と20年以上の歴史があるのですが、上場したのは2016年6月で、上場してからまだ3年ほどの会社です。
日本M&AセンターとM&Aキャピタルパートナーズではおいしい思いをさせてもらっているので、3匹目のどじょうにならないかと2匹いや2社と比べてみました。
同業他社との比較
私が注目したい部分を勝手に比較したのが以下の表です。

事業規模としては、2社よりも小さく、株価もそれほど割安とはいえないようです。
しかし、前記30社の中に日本M&AセンターとM&Aキャピタルパートナーズは入っていないので、増収ピッチは2社を上回っているということです。
最近の株価推移
ここ最近の株価を比較したのが下記のグラフです。
(青:ストライク 赤:日本M&Aセンター 緑:M&Aキャピタルパートナーズ)


概ね似たような動きをしていますが、若干、ストライク社は出遅れている感じです。しかし、もはや割安感は無くなっているので、大きな利益は期待できそうもありません。
今は成長株にも逆風が吹いているようで、テンバガーどころか、ダブルバガーを探すのも一苦労という市況です。その中にあって、有望銘柄の一つだと思われますので、欲張らず打診買いを入れてみるつもりです。
投資は自己責任で!
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