また本屋が閉店。書店の減少はブックオフへの追い風なのか

欲しい本を探したくて、クルマで近場の本屋を訪ねたら・・・。なんか暗い。いやーな予感がして見てみると閉店(時間外ではなく)しているではないですか。
買いたい本があり、せっかく楽しみにしていたのに、少々ショックを受けたのです。
案外、規模も大きかったのにつぶれてしまうとは・・・。しばらく前に訪ねたときにお客が少ないのと、床がやけに汚く見えたのはその予兆だったのだろうと今になれば思うのでした。店員もやけに覇気がなかったし・・・。
どんどん本屋が無くなって、気軽に行ける本屋は近所で1店だけになってしまいました。
書店減少の要因(いまさら感あり)
理由などはや言及の必要もないでしょうが、複数の要因が絡み合っています。
・ネット販売の増加
・コンビニでの購入増加
・電子書籍の登場
・パソコンやスマホで無料で情報を得られる
・コンビニでの購入増加
・電子書籍の登場
・パソコンやスマホで無料で情報を得られる
といったところでしょうか。
書店の数は20年前の1999年には22,300店ほどありましたが、みるみると減っていき、いまや1万店を切ろうかというほどに減ってしまいました。
実に半分以上の本屋が閉店したことになります。
本の売れ行きはどうなっているか
販売額自体もじりじりと減少しており、一般書籍は20年前に比べ、2割ほど減少しています。
特にひどいのは、月刊誌や週刊誌です。20年前の約半分にまで落ち込んでしまいました。デフレで汲々とする中、定期的に出費するお金は節約したいということでしょう。
新聞の販売部数の減少や、保険の見直しなどと同列に考えることができます。
中古本を扱うブックオフの存在感
ところで、本屋は本屋でもブックオフは案外閉店していません。業績もむしろ最近回復傾向にあるようです。一般書店が減少する中、消去法的にブックオフに行くという人が増えているのではないかと推測します。
以下は最近のブックオフグループホールディングス(9278)の業績動向です。


(ブックオフホールディングスHPより)
売上自体はそれほど増えていないものの、粗利が多くなっており、結果的に営業利益はここ数年で営業赤字から営業黒字へと大幅に業績が回復しています。
ブックオフホールディングスの株価動向
そして、株価の動向は以下のような感じです。PERは2020年3月期の会社予想業績から16倍強、配当利回りは1.6%弱と今ひとつ中途半端な居所ではあります。

本はネットで買って、ブックオフに売る。近所に本屋が少なくなったので、ぶらっと本屋に立ち寄りたいときはブックオフに寄る。そんな行動様式が日常的になっているのだと思います。ひょっとするとブックオフの今後は案外有望なのではと思う次第なのです。
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