RPAで労働生産性は劇的に向上するのか、そして関連銘柄は?

RPAと聞いてもピンとこない人も多いのではないでしょうか。少なくとも私はそうでした。
なにやら話を聞いていると、概念的にはどうやらエクセルのマクロ機能に近い感じです。作業手順を覚え込ませ、人の手を介さずともボタン一つで作業完了、とこんなイメージです。
それでも、もう少し突っ込んで調べておこうと思った次第なのです。
目次
RPAとはなんぞや?
RPAとAIはどこが違う?
RPAの歴史
RPAの導入目的とそのメリット・デメリット
RPAとエクセルのマクロ機能との相違点
RPAの仕組み
RPA導入時の課題
RPAの市場動向
RPA関連銘柄
RPAとはなんぞや?
RPAとAIはどこが違う?
RPAの歴史
RPAの導入目的とそのメリット・デメリット
RPAとエクセルのマクロ機能との相違点
RPAの仕組み
RPA導入時の課題
RPAの市場動向
RPA関連銘柄
RPAとはなんぞや?
RPAはロボティック・プロセス・オートメーションの略です。
日本語にすれば、「ロボットによる業務の自動化」とでもなるのでしょうか。要するに業務プロセスを自動化する技術のことを指します。
人手に頼っている定型的な作業を、パソコン内のソフトウェア型ロボットが代わりに行うことで手間を減らそうというわけです。
RPAが単純な定型作業を行ってくれるので、人間は人間にしかできないウェットで情緒に富んだクリエイティブな仕事に専念できるというわけです。
RPAとAIはどこが違う?
昨年あたりにおおいにブームとなったAI。人の代わりに業務をこなすといった意味においては同様の概念のように思えるのですが、言葉が違うということは当然定義も違っているはずです。さて、どこがどのように違うのでしょうか?
AIは自ら学習し、進化あるいは変化し、自ら判断をする能力を有するのに対し、RPAは自ら学習することはしませんし、判断を下すこともありません。
一度覚え込んだことを正確に早く繰り返すのみです。もちろん覚え込ませるのは人間です。
AIは進化すればやがて人間に近づく可能性がありますが、RPAにはそのような可能性はありません。
RPAの歴史
RPAの歴史。それはその定義によって大きく解釈が異なってきます。現在使用されているRPAの歴史は比較的浅く、2000年代以降という説が有力です。
RPAという言葉が使用されはじめたのは2015年前後であり、広く世に広まったのはほんの数年前になります。
RPAの導入目的とそのメリット・デメリット
RPA導入の目的はコスト削減、人的ミスの削減、業務効率化です。
昨今の人手不足と働き方改革で求められる労働生産性の向上のために数年前からにわかに注目を浴びることとなりました。
RPAのメリットはまさに上述したとおりなのですが、その一方でデメリットも多少ながらあります。
・万一、システム障害が起きたときにもはや作業できる人がいなくなってしまっている可能性があります。こうした事態を防ぐためには業務プロセスをきちんと文書化しておく必要があります。もちろんこれはRPA導入以前の問題でもあります。
・例外的な対応を求められた場合に対応できない場合があります。その場合は人間が行う必要が出てきますが、上記同様、作業の内容や目的をきちんと理解している人がいないと対応しきれない可能性があります。
・例外的な対応を求められた場合に対応できない場合があります。その場合は人間が行う必要が出てきますが、上記同様、作業の内容や目的をきちんと理解している人がいないと対応しきれない可能性があります。
その他にも、セキュリティ上の問題なども考慮に入れておく必要があります。
RPAとエクセルのマクロ機能との相違点
マクロはエクセル内に組み込まれた機能であり、あくまでエクセル内でしか利用できません。
その点、RPAは特定のアプリケーションに依存しないため、同じパソコンで行う作業であれば拡張性高く、あらゆる作業を自動的にこなすことができます。
RPAの仕組み
一連の作業工程をRPAにどのように覚え込ませていくのでしょうか。
RPAには人間がパソコン上で行った作業を記録する機能があります。その記録に基づいて、作業工程が自動的に作成され、以後、同じ作業を自動化することができるというわけです。
自動化の対象は、WEBブラウザなどやウィンドウズ用に開発されたあらゆるソフトウェアです。
RPA導入時の課題
システム導入にあたっては、IT担当者のみならず、一般作業の担当者にもある程度のITリテラシーや論理的思考能力が求められます。
しかし、実際の導入時にはそのような人がいるとは限らず、IT担当者を悩ませることが多いようです。そうなると笛吹けど踊らず状態になりかねません。
RPAの市場動向
RPAはまだまだ黎明期であり、今後の成長が期待される分野です。下記は世界のRPA関連市場の動向予測です。

日本は労働人口が減少して、人手不足が深刻化していることから、RPA先進国になる可能性が高いと考えられます。
RPA関連銘柄
最後にRPAを手がける主な上場企業を挙げておきます。
・RPAホールディングス(6572)
・NTTデータ(9613)
・野村総合研究所(4307)
・ビジネスブレイン太田昭和(9658)
・アステリア(3853)
・Ubicomホールディングス(3937)
・ブレインパッド(3655)
・アイティフォー(4743)
・NTTデータ(9613)
・野村総合研究所(4307)
・ビジネスブレイン太田昭和(9658)
・アステリア(3853)
・Ubicomホールディングス(3937)
・ブレインパッド(3655)
・アイティフォー(4743)
他にもさまざまな企業が参入しております。
RPAは労働生産性の向上のための有力な処方箋であり、今後の成長が期待できる分野であることは間違いないでしょう。RPA関連でテンバガーとなる銘柄があるかもしれません。

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