イスラム化するヨーロッパ。そして日本はどこへ行く・・・

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少々古いですが、2011年のイギリスの国勢調査によると、ロンドンの住民のうち、白人のイギリス人は45%と半分を割り込んでいます。

また、イギリスのキリスト教徒は59%にまで減少してしまいました。この傾向はイギリスだけではありません。



主要国の移民人口比率


下のグラフは主要国の移民人口比率の推移を表しています。

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欧米諸国は軒並み右肩上がりに増加しています。移民の国、アメリカを上回るペースで増加している国も複数あります。

とりわけ目立つのはスウェーデンです。スウェーデンでは今後30年以内に主要都市のすべてで、ネイティブのスウェーデン人は少数派になる予測が出ています。

ではいったい誰が増えているのかといえば、イスラム諸国からの移民です。移民先の言葉をしゃべらないイスラム教徒が増え、国家内国家を形成しつつあります。

そして、移民が増えているのはヨーロッパ諸国だけではありません。

OECD諸国の移民人口推移


下のグラフはOECD諸国の移民人口の推移を表しています。

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1990年以降に増加が加速しています。これはやはりソ連の崩壊が直接要因になっていると思います。

1989年のベルリンの壁崩壊や天安門事件による影響もあるかもしれません。東西冷戦の終結により、豊かな国への移動が始まったとみることができます。

参考までに日本は移民が増えているとはいえ、まだまだ1%強であり欧米諸国の比ではありません。

OECD諸国の移民人口比率


また下のグラフはOECD諸国の移民人口の比率を表しています。

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移民の比率が大きいのはヨーロッパに限りません。

比較的大きな国ではオーストラリアやカナダの比率が大きくなっています。4人から5人に1人は移民という計算です。いやはやすごい。

そして、移民によって人口が増えても、仕事は同じようには増えません。

移民は自国の仕事を奪うのか


以下は人々が移民に仕事を奪われていると考えているかと示しています。

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やはり、EU離脱を決めたイギリスの比率は高くなっています。

それを如実に表しているのが下のグラフです。

移民に対する寛容性



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イギリスが移民に寛容ではないことがよくわかります。なにしろ、移民が減ったほうがよいと思う比率が突出しています。

日本はまだまだ寛容さを保っております。

日本における現状と課題


しかし、日本も安閑としてはいられないと危機感を覚えるのが以下のグラフです。

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まだまだ低水準とはいえ、確実に増えており、特に1990年以降の増加が目立ちます。これは国際的な動向と同じです。

さて、移民の極端な増加はどんな弊害をもたらすのでしょうか。

まずは、言語の統一ができないことにより、国内が分断されていきます。ともに働いても言葉が通じなければ、十分な意思疎通ができず、労働生産性も下がります。

国家内に移民国家が出来上がり、スウェーデンなどでは恐くて警察官も入れないような地域ができているようです。

また、労働市場では人件費の安売り競争が激化するため、賃金が上昇しません。

移民も日本人もともに貧しく沈んでいくことになります。そして、犯罪も増えるということになります。

投資家のジム。ロジャーズなどは移民受け入れが日本繁栄の条件かのように語っていますが、ヨーロッパの前例を見れば、頓珍漢な意見といわざるを得ません。

ヨーロッパの轍を踏んではならないことを肝に銘じておく必要があります。

(データ出所:社会実情データ図録)

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