さくら総合リートとスターアジアの合併にしつこい横やりが・・・

ビル



当初の計画ならばとっくに合併しているはずだった、さくら総合リート投資法人(3473)とスターアジア不動産投資法人(3468)。

いやがらせとも思えるとんだ横やりで未だ合併に至っていないのです。



即時抗告という新たな障害物


そして、またまたいやがらせを受けているのです。

2020年1月14日付で出された、さくら総合リートのリリース。

「ギャラクシー・ジェイリート・ピーティワイ・リミテッド」なる、さくら不動産投資顧問の株式を50%(議決権については100%)を保有する株主からの仮処分申請の却下をようやく裁判所が出してくれたのだと思って見てみたら・・・。

がっくり。2019年12月9日に却下された一部の申請について、ギャラクシーがそれを不服として12月23日に東京高等裁判所に即時抗告(※)したというのです。

裁判所からさくら総合に連絡があったのが2020年1月10日となっていますから、連絡が遅い。裁判ってこんなものなのでしょうか。

(※)即時抗告
通常の抗告と異なり一定の期間内に申立てをする必要がある抗告。特に迅速な確定が要求される決定について法が明示している場合にのみ認められる不服申立て方法


即時抗告の対象となった却下された仮処分申請


2019年8月30日の投資主総会で可決したのは以下の2案です。

・さくら総合の執行役員を解任する案

・さくら総合側の資産運用会社の契約を解約し、スターアジア側の運用会社と新契約を結ぶという案

これを不服としてギャラクシーが総会の決議事項の取消を求める権利を保全し、決議の効力を停止するよう仮処分申請したのです。(ややこしい)

その仮処分申請の一部が却下されたのが「悔し~」となって、却下を不服として即時抗告したというわけなのです。

あきらめが悪いというか、意地が悪いというか・・・。

未だ結果が出ていない他の仮処分申請もあり・・・


その他にもまだ裁判所の結論が出ていない仮処分申請が2つあります。

・2019年8月30日の総会決議は取消しして、現執行役員の職務執行を停止させ、その代行者を選ぶための命令を裁判所に出してくれという申立

・現執行役員によるさくら総合リートとさくら不動産投資顧問との契約解約とさくら総合リートとスターアジアとの合併のための行為を禁止してくれという申立

はぁ~。

今後の展開予想と個人的願望


この2つも却下される可能性が高いと信じますが、そうなると今回と同じ展開になるのは目に見えています。

もう明らかに時間稼ぎというか、いやがらせ。

一投資主としては、昨年8月の投資主総会で投資主の意見は固まったのですから早くそれを実行に移してもらいたい。なのに邪魔をしてくる輩の登場には正直腹が立とうというものです。

この調子では2020年内に合併できるかどうかも危うくなってまいりました。早く合併してスケールメリットを生かしてもらいたいと願う今日この頃なのです。

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