スノーデンによって暴露されたアメリカの世界的諜報

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久しぶりに映画を観たのであります。といっても、動画配信サービスなのですが。観たのは「スノーデン」という映画。

スノーデンといえば、アメリカの秘密を暴露したあのエドワード・スノーデンなのです。

実話を基とした映画です。多少の脚色はあるのでしょうが。監督は有名なオリバー・ストーン。2016年に公開された映画なのです(日本では2017年)。

なぜ、「スノーデン」?といえば、書店にスノーデンが書いた本が並んでいたから急に興味が湧いたのでした。



スノーデンが暴露したこと


すでに知れ渡っていることですが、アメリカの国家安全保障局(NSA)(※)は世界中の電話、電子メール、SNS、チャットなどありとあらゆる伝達手段を不正に盗聴したり、盗み見たりしていました。

その数は膨大で1日でも数十億にわたり、その中からキーワードなどで自由に検索をかけることができ、それが誰かを把握できるようにしていたのです。

仮想敵国ばかりではなく、同盟国もその対象でした。もちろん日本もその中に含まれます。

スノーデンら凄腕のエンジニアがどんな手段かは知る由もありませんが、通信を傍受するのです。彼らはまさに何でも知ることができたのです。

(※)国家安全保障局(NSA)
アメリカ国防総省の情報機関。CIAが主にスパイなど、人間を使った諜報活動を担当するのに対し、NSAは電子機器を使った情報収集活動とその分析、集積、報告を担当する。組織の存在自体が長年秘密にされてきたことから、その実像には不明の部分が多い。


大規模諜報活動のきっかけ、そして何が行われたか?


私見ですが、9.11がきっかけであることは間違いないでしょう。アメリカ人の安全を守るためなら、何でも許される、そんな風潮になったのは間違いないと思います。

そして、諜報により得た情報をどのように活用したのかが、映画の中でも赤裸々に描かれていました。

もはや世界中の人々が携帯電話を使っています。もちろん中東の人々も。そして、携帯電話の中に入っているのはSIMカード。SIMカードが入っていれば位置が特定できます。

怪しい人間が今どこにいるのかが、リアルタイムでわかるのです。そして、殺してしまうのです。ドローンを使い、精密誘導弾(※)で爆殺してしまうのです。

スノーデンは聞くのです。「身元の確認はしているのか?」と。そしてその返答は、「していない。」

たまたま、携帯電話を預かっていれば間違って殺されてしまう可能性もあるし、近くの人も結局お構いなしに爆弾を破裂させるのです。巻き添えに殺された人は数知れずでしょう。

(※)精密誘導弾
弾道を誘導し、目標に正確に命中させる爆弾、ミサイル、砲弾、魚雷等の総称。スマート爆弾ともいう。誘導方式は
・地上要員や航空機(目標指示機)の照射するレーザー光線によるもの
・誘導弾自体の照射する赤外線や可視光線の画像によるもの
・全地球測位システム(GPS)によるもの
などがある。GPS誘導方式は天候の影響も受けない。


スノーデンは日本にも勤務していた


スノーデンは日本にも1年半ほど勤務していました。もともと日本のアニメが好きだったようで、日本語もある程度わかるようです。

そして、スノーデンは言うのです。「同盟国である日本が裏切った場合には、日本のインフラがストップするマルウェアを仕掛けてある。」と。本当だとしたらとんでもないことです。

当然、日本国政府はその後の対応をしてくれたものと信じたいですが・・・。

秘密暴露後のスノーデンとアメリカ


スノーデンはそのような不正に我慢がならず、暴露に至ったわけです。

大量の秘密データを証拠として抜き取って、香港にわたるのです。そして、マスコミに暴露するわけです。

その後、香港からロシアにわたり、現在もロシアのどこか(不明)で暮らしているはずです。恋人とともに。

アメリカ政府(当時オバマ大統領)は、諜報活動を認めますが、それは安全のために必要であったと正当化します。しかし、やり過ぎであったことから今後はやめるということになりました。もっとも、すべてをやめるわけはないでしょう。より高度に隠蔽される可能性もあります。

そして、このような諜報活動は世界中どこでも行われているはずです。最近露骨なのは中国でしょう。ありとあらゆる場所に監視カメラがあり、ネットへの投稿は何万人にもおよぶ監視員に監視され、危険なものは削除されるのです。

今、若い中国人は天安門事件のことを知らないそうです。共産党がひた隠しに隠し、隠蔽しているからです。日本人が修学旅行で「6年4組」の旗を持って振っていたら、とたんに中国当局から止められたという話を聞きました。

6月4日は天安門事件の日だからです。本当に世界は恐ろしい。

通信の秘密を真に守りたければ、メールなどはすべて暗号化してやり取りするしかありません。しかも強力な暗号でなければ安心できません。

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