あまりに非礼な政治家ども(ポピュリズムにもほどがある)

パンチ



先日、夕刊フジに掲載されていた花田紀凱氏のコラム「天下の暴論プラス」を読んで驚きました。

昨年11月、東京都内で開かれた憲法を議論する市民集会での話です。

ちなみに花田氏は「月刊Hanada」の編集長です。月刊Hanadaは2016年4月に創刊した比較的新しい月刊誌です。本屋に行けば並んでいるはずです。



憲法改正で実現したいことがこれ?


司会者が「憲法を変えて一番実現したいことは何?」と尋ねたといいます。

すると自民党の石破元幹事長、国民民主党の玉木代表、立憲民主党の例の山尾議員がそろいもそろって、女性天皇を誕生させたいと答えたといいます。

そして驚くことに会場からは拍手が起こったというのです。

これは、非常識かつ非礼であり、人の道から外れた非人間的発言でしょう。

なぜなら、今は今上天皇が即位されたばかりのみならず、秋篠宮様、悠仁様がおり、男性での皇位継承が当たり前のごとくできるからです。

男性が不在というなら、女性天皇でやむを得ずワンポイントリリーフということも考えられますが、今はそんな状況にありません。

その中での上記の発言は、秋篠宮様、悠仁様の存在を否定するものであり、失礼極まりないのであります。

ちなみに以下は日本国憲法の各条についてグーグルで検索された件数です(2013年)。前文と9条が突出して多く、国民の関心が深いことがわかります。

20200128kenpo.png
(出所:社会実情データ図録)

許されざる者たち


報道が本当であるとすれば、上記3名は政治家以前に、人間としても救いがたい許されざる者でしょう。

そんな連中が野党のみならず、与党にも跋扈しているのだから救われません。与党であれば、皇室典範の改正より憲法改正、とりわけ憲法9条の改正を第一に考えるのが当たり前だと思います。

石破氏は、一応次期首相候補の一人ともみられている政治屋、じゃなくて政治家ですから、責任ある発言が求められると思うのですが・・・。

野党はもはや問題外の愚弄さ加減なので驚くに値しません。いつものことと受け流すレベルと化しています。

議論の基礎も固まっていないのに・・・


そもそも、世論調査によれば女性天皇と女系天皇の違いについて、「まったく理解していない」20.6%、「あまり理解していない」34.4%と半数以上が女性と女系の違いについても理解されていないのが実態です。

そんな中で女性天皇の誕生に拍手を送られるのもいささか疑問ですし、秋篠宮様、悠仁様をないがしろにしていることに気が付いているのか、いないのか・・・。

半分以上が理解していないにもかかわらず、女性天皇賛成78.4%、女系天皇賛成61.7%。適当に答えている人が相当数いるということが容易に推察できます。

それにしても男系、女系という論議の前に、上記3人は人間の道を外れているとしか思えません。

こんな人たちが日本の政治家であるということに悲観にくれる今日この頃なのであります。

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