疑似バフェット指標(2020年1月末):ホテル型リート受難

それにしても危うい相場となってまいりました。
ただでさえ、消費増税によってさまざまなな経済指標が悪化している中で、泣きっ面に蜂のごときコロナウィルスです。
コロナウィルスの今後
人によって言うことはさまざまではありますが、悲観論者(別に悪い意味ではなく)には、全世界で患者数が1億人に達するのではないかという方もいます。
ねずみ講のように罹患者は増えており、ピークは4月から5月頃になりそうです。
武漢を閉鎖してももはやウィルスは世界中に飛び交っており、完全制御は不可能なことは素人にもわかります。
オリンピックの開催も危うくなってきました。どのみち暑くて大変だから、いっそ10月あたりに延期してくれれば選手も助かると思いますが・・・。
ホテル型Jリートが煽りを受ける
ただでさえ、民泊の煽りを受けている中、ウィルスの影響で世界的に人の動きが少なくなることで、宿泊施設への悪影響は必至。
ホテル型Jリートの値動きが悲惨なことになっています。
以下はいちご株式会社をスポンサーとするいちごオフィスリート投資法人(8975)といちごホテルリート投資法人(3463)の値動きです。
◆いちごオフィスリート投資法人(8975)

◆いちごホテルリート投資法人(3463)

同じ”いちご”なのにこんなにも値動きが異なるとは!。思い切って逆張りという手もありますが、ウィルスの影響が読めないだけに恐くてなかなか踏ん切りがつきません。
なにしろホテル系は今後、分配金がドーンと下がる可能性が否定できません。
疑似バフェット指標
株の動きにも暗雲が立ち込めています。週末はNYが600ドル以上の下げ。上げ下げを繰り返していますが、上げよりも下げの方がきつくなってきた印象であり、ジグザグを繰り返しながら下げていく気がしてなりません。
希望の芽は大統領選。株価暴落なんてことになったらトランプ再選が危うくなりますから、力づくでなんとかしてくれるでしょう。いや、してもらいたい。
1月も終わったので、日経平均の居所を確認しておきます。
(疑似バフェット指標についてはこちらをご覧ください。)

高値からは若干下げたもののまだまだ割高というのが個人的見方です。今年、日経平均2万円割れは覚悟しておかねばならないと思います。
日銀の買い支えだけが頼り・・・。ただ限界があろうってもんです。
月曜の株価が・・・。再び23,000円を割り込むのはほぼ決まったようなもの。あとはどの程度で収まってくれるか?、ただただ悲観にくれるのであります。
【関連記事】
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