自国のことは棚に上げ、他国を批判するお国柄

地球2



お題目を見れば、たぶん韓国か、中国のことを指しているのではと思う人がほとんどだろうと思いますが、アメリカの話です。



アメリカの国家安全保障戦略の偽善


2002年9月、ホワイトハウスが発表した「国家安全保障戦略」内の記述です。

同戦略内には「中国が、近隣諸国に脅威を与えるような近代的軍事能力を獲得していることは、時代遅れの振る舞いである。」などと書かれております。

しかし、次のページには「アメリカの軍事力は重要な役割を果たす。我々は、他の諸国が挑戦できない軍事力を構築していく。」と息巻いているのです。

最近、若き俳優の不倫問題がやたらと世間を賑わかしております。しかし、「自分がやればロマンスで、他人がやれば下衆不倫」などという言葉もあります。

まさにこれと同じことが国際政治の中で起こっているわけです。

国家安全保障戦略の下での中国


中国が軍事力を強化することは、なぜか時代遅れの振る舞いとなり、アメリカはその時代遅れの振る舞いをこれからしていきますと宣言しているんですから身勝手も甚だしい。

完全な上から目線であるか、それとも言っていることの矛盾に気が付かない〇〇者のどちらかしかないわけですが、なにしろ「国家安全保障戦略」です。

〇〇者が書くわけがありませんから、前者の「上から目線」であることは火を見るよりも明らかなのです。

しかし、そこはしたたかな中国人。アメリカの言うことを巧みにかわして軍拡路線を突っ走り、軍事力を強化していきました。

世界の軍事情勢


以下は世界各国の軍事力(人数ベース)を示しています。

20200202gunji.jpg
(出所:社会実情データ図録)

人口が多い中国とインドが突出しています(300万人弱)。装備はアメリカに劣るので、人数が多ければ強いというわけではありませんが。

ちなみに日本は約26万人です。イギリスが約18万人。少数精鋭ということだろうと思います。

現代兵器はあまりにも進化し、寄せ集めの兵隊ではとても兵器を扱いきれません。真のプロでなければ勝負にはならないのです。そして、そのための訓練には多大な時間と労力が必要なのです。

徴兵制にあまり意味がなくなっているのはそのせいです。

そして世界は・・・


中国にとって、アメリカが世界の強権的な警察官であり、世界中に軍隊を派遣することは好都合でした。

世界各地であらゆる戦争を行っているために、アメリカは国力が低下し、とても中国やロシアににらみを利かせる余裕がなかったからです。

今後の世界は相対的に弱体化していくアメリカと強国化した中国、したたかなロシアと今後の成長が見込まれるインドを極として、世界が多極化していくこと間違いありません。

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