東京オリンピックは開催されるのか?勝手に予想

新型コロナウィルスの影響で東京オリンピックの開催が危ぶまれております。
開催をめぐっての考え方も錯綜しており、何が真実なのかもよくわからないので、この際、時系列で整理してみることにしました。
2020年2月20日前後、突如ロンドン開催案が
今年5月に行われるロンドン市長選挙の候補者が、東京に代わってロンドンでオリンピックを開催する用意がある意思を表明しました。
しかし、この考えに小池都知事が反発。
イギリスのオリンピック委員会も東京での開催を支持し、ロンドン開催は市長候補のスタンドプレーであり、現実問題として実現可能性はほとんどなくなったといって過言ではないと思います。
2020年2月26日前後、5月末までに決定する案が
2020年2月26日、IOC(国際オリンピック委員会)で1978年から委員を務めるディック・パウンド氏が東京でのオリンピックを開催するのは危険過ぎると証明されれば中止することもあり得ると発言しました。
開催の可否は、ウイルス感染の拡大状況を注視しながら5月に決定される予定だと述べました。また、1年延期の可能性にも言及したとのことです。
この発言どおりに事が運ぶとすると、東京オリンピックの開催可能性はかなり低くなります。
下のグラフは2009年の新型インフルエンザの患者数の推移を表しております。

(出所:厚生労働省)
次のグラフは厚生労働省が今、新型コロナウィルスの蔓延がどの段階にいると考えているかを表しています。

(出所:厚生労働省)
新型インフルエンザと今回の新型コロナウィルスの時間的経過が同じようになるとは限りませんが、仮に同様の動きをすると仮定して、この2つのグラフを重ね合わせて考えてみます。
厚生労働省は現時点(2020年2月末)はまだ感染のピークよりもだいぶ前であると仮定しています。新型インフルエンザのグラフでいえば2009年10月上旬あたりと考えてよさそうです。
新型インフルエンザの流行が収まったのは概ね2010年の2月下旬あたりです。となると、新型コロナウィルスの流行は少なくともあと4か月程度続くと推定できます。
今から4か月後となると7月の初旬です。オリンピック開催時には新型コロナウィルスの流行は収まっている可能性が高いということになります。
しかし、5月中に決めるとなると希望的観測に基づく決定しかできません。
もし、流行が収まらなかったら?と考えれば安全策をとって中止となる可能性が高くなりそうです。
2020年2月27日前後、開催を進めていく意思表明
IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長が東京オリンピック開催の是非について初めて見解を示しました。
それによれば、東京オリンピックを予定どおり開催するため全力で準備を進めていくとのことです。この中でバッハ会長は、東京オリンピックの延期や中止、別の国での開催の可能性について明言はしませんでした。
有識者が語る
元JOC参事のかたがTBS系の情報番組「サンデー・ジャポン」に出演し、新型コロナウイルス感染拡大による東京オリンピック・パラリンピックへの影響について、99・99%中止はない、延期はありえないと述べたとか。
そして、無観客なら中止との見解を述べています。
個人的予想
IOCのトップが予定どおりの開催を前提に進めていくと断言しているのですから、今後、状況が極端に悪化しない限り、開催をするのではないかというのが私の勝手な憶測です。
万全の対策をしながら、なんとか開催にまでヨロヨロとたどり着くのではないかと思います。
東京の夏は暑く、湿度も高い。そしてコロナウィルスは暑さと湿度に弱いのです。気温22度で湿度が80%あればほぼ死滅するとのことです。
人に感染さえしなければ、夏の東京でウィルスが生き続けることはできません。
強行開催。これが私の予想です。それよりもむしろ心配なのは東京の熱さで選手が熱中症でバタバタと倒れないかということ。夏のオリンピックはもはや過酷な我慢大会と化していますので季節を変えるべきだと思います。
【関連記事】
新型コロナウィルス。過去のパンデミック騒動時の株価動向
オリンピックが終わると景気後退するのか(各国の状況)
株式市場大幅下落時は成長株投資の一大チャンス!

にほんブログ村
![]() | 雇用・利子および貨幣の一般理論 (まんがで読破) [ ジョン・メーナード・ケインズ ] 価格:990円 |

- 関連記事
-
-
韓国の歴代大統領のその後に見る、易姓革命との類似性 2020/10/20
-
祝日の日数と労働生産性との関係は・・・ 2019/01/05
-
イメージ先行、アメリカのベンチャー企業の実態 2020/06/09
-
国家元首とはいったい誰のこと? 2019/05/28
-
人手不足は人材劣化をも生むことを実体験す 2018/10/20
-
コメント