株は長期下落トレンドへ入った可能性が高い。そしてJリートも連れ安

安倍政権誕生後のアベノミクス相場は2013年を起点としていると考えてよいと思います。
その後7年、多少の上げ下げはあれど、右肩上がりのトレンドを維持してきたのですが・・・。
長期株高トレンドの崩壊
本日(2020年3月9日)、日経平均は1,000円以上の下げ、為替も一気に102円台まで円高に振れています。7年間続いた長期株高トレンドは崩れた可能性が高いと見ます。

それにしても今の時期にこの水準の円高はつらい。平時でも減益予想が発表されてくる水準です。
消費増税の影響が収まっていない中でポイント還元も6月には終了となります。
中国関連企業では部品の供給が滞り、操業不能に陥っている企業もあると聞きます。そしてオリンピックが中止になったら・・・。悪夢の株安がよみがえってきます。
悪材料が目白押しなのです。そして、その打開策が見えてこないのですからやっかいなのです。
安倍政権も限界か・・・
安倍政権はアメリカからも批判される始末。もはや四面楚歌状態に陥りつつあり、安倍首相に期待する人はもはや少数派であると思います。
レームダック化した安倍政権からウルトラCの大規模経済政策が出てくるとはとても思えず、株価の先行きには悲観的にならざるを得ません。
コロナウィルスの混乱が続き、世界的な景気後退に陥ればトランプ大統領の再任も黄信号が灯るはずです。
日経平均とJリートの今後
下げの目途は?
個人的には100円割れの円高、日経平均17,000円台はかなりの確率であると思います。むしろその程度で収まってくれれば御の字かもしれません。
Jリートについてもここまで株安が進むと株との相関が高くなってさらに売られる可能性は高いと思います。
東証リート指数は1,912ポイントまで下げてきました。それにしても一気に含み益がなくなってびっくりしました。2019年の上げ相場のスタートが1,800ポイントほどですから、あと5、6%の下げは覚悟しておかねばならないと思います。

しかし、Jリートの底値は見えてきたのではないかと考えます。買い下がりはあと2回程度で済むのではというのが希望的観測です。
株はわかりません。
本格的な下落トレンドに入ったとするならば、3年くらいは買い下がる覚悟が必要かもしれません。今後の行方はコロナウィルスの収束次第で予測は困難であるといわざるを得ません。
投資は自己責任で!
(追記)
Jリートはお金を借りて物件を買い、金利を支払っている以上、資金繰りがつかなければ破綻するリスクもありますので念のため。
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