バブル崩壊後、株価のトレンド変化の期間はどの程度か

大規模なコロナショック株安で、安倍政権後の株価上昇トレンドは完全に崩壊したと見ます。そして時代の波による株価のトレンド変化はすぐに方向転換できるものではありません。
それは大きなうねりとなってトレンドはしばらく続くものです。
バブル崩壊後の日経平均トレンドライン
異論反論はあろうかと思いますが、バブル崩壊後のトレンドラインをざっくりと引いてみました。大きなトレンドが生まれたとき、それがどの程度続いてきたのか検証してみたのです。

(出所:社会実情データ図録(一部加筆加工))
どんなに短くても1年以上は続くのが過去の経験則といえそうです。
長ければ5年から7年もの間、小さな上げ下げを繰り返しつつ大きなトレンドを描いていることがわかります。
コロナウィルスは単なるきっかけだったかも
コロナウィルスの影響がどこまで続くのかは定かではありませんが、コロナウィルスは株価下落の単なるきっかけであった可能性は十分にあります。
株価は上昇しすぎており、単なるきっかけ待ちの相場だったのではないかと思えてくるのです。
そして、今回の下降トレンドへの変化はいままさに始まったばかりです。
下降トレンドはいつまで続くか勝手に推測
これまでの上昇相場が長かった分、その調整は長引く可能性が高いと見ます。
前回のトレンド変化を見ると4年上がって、5年低迷しています。
今回も似たような動きとなると考えれば、今後5年前後は大きな株価上昇を期待できないというのが個人的な考えです(かなりの悲観論・・・)。
もちろん個別銘柄では大きく上昇する銘柄も数多くあることでしょう。
しかし、逆にいえば5年間かけて優良銘柄、高成長銘柄をじっくりと仕込んでいく時期に入ったと前向きにとらえることができます。
日経平均の下値目途は・・・
下値の目途は?こればかりは誰にもわかりません。なにしろ、今後打ち出されるであろう政府および日銀の政策によっても大きく左右されるからです。もちろんコロナウィルスの動静が一番の注目点です。
とはいえ、いくらなんでも悪夢の民主党政権下の安値、7,000円台前半までの行って来い相場はなかろうと思います。いや、あってはならない。政治の力でなんとかなるレベルの株価です、7,000円台は。いくらなんでも。
今の日本のGDP規模と株式市場の時価総額を比較したバフェット指標を基準として考えれば、今後数年間で最悪でも安値は日経平均13,000円程度ではなかろうかと推測します。
投資は自己責任で!
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