さくら総合リートをめぐる委任状争奪合戦再び

ボクシング



スターアジアグループによるさくら総合リート投資法人(3473)の買収戦争で再び委任状争奪合戦が繰り広げられています。



さくら総合リートの投資主総会


2020年3月30日、さくら総合リートの投資主総会が開催されます。

総会の議案はさくら総合リートからの提案とさくら総合リートの大口投資家であり、以前、さくら総合リートの資産運用を手掛けていたさくら不動産投資顧問の親会社であるギャラクシー・ジェイリートからの投資主提案による議案とに真っ二つに分かれています。

投資法人側から提案されている議案


議案は8つに上りますが、重要なのはスターアジア不動産投資法人(3468)との合併の承認を求めるものです。

2020年3月31日に開催されるスターアジアの投資主総会の議案にもさくら総合との合併を諮る議案が上程されております。

これらが承認されれば、晴れてスターアジアとさくら総合が合併可能となるわけです。

ギャラクシーから提案されている議案


ギャラクシーサイドからは7つの議案が出されています。

重要な議案は現執行役員を解任し、新執行役員を選任すること及びスターアジア投資顧問との資産運用契約の解約を求めるものです。

ギャラクシーが投資主に提示している提案


ギャラクシーはさくら総合の投資主に対して以下のような提案をしています。

具体的には、ギャラクシーがさくら総合の経営権を取得したうえで、さくら総合が保有する不動産物件をすべて売却し、さくら総合を解散してしまうというのです。

売却した資産で得た金銭は投資主に返すことになりますが、想定された価格で売却できれば、合併するよりも金銭的に有利だと主張しています。

投資主には返金された資金で新たな資産運用先を見つけてほしいと提案しています。

ギャラクシーの提案には賛同できない


しかしながら、ギャラクシー側の提案はスターアジアグループからの敵対的買収行為があったからこそ出てきた最後の手段であり、焦土作戦です。

投資主にとってはその方が有利などと主張していますが、最初からさくら総合の解散を提案していたのではないのですから、欺瞞、偽善の類です。

さらに、こんなにもJリートの価格が下がって、景気が後退している中で想定している価格で不動産が売れる保証はどこにもありません。

よって、今回の委任状争奪合戦、スターアジアサイドに委任したいと考えております。

感想


それにしてもこの問題、いい加減早く片付けてもらいたいというのが一投資主としての希望です。

なにしろ資産運用がおろそかになるでしょうし、余計な費用負担もかかるわけですから。

投資主は勢力争いのための数合わせに利用されているだけのように思えてなりません。

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