ドン・キホーテの売上動向に見る消費増税後の生活変化

レシート



デフレの申し子ともいえそうなドン・キホーテ。ここ20年以上のデフレ継続にもかかわらず、毎年毎年、売上高を伸ばしてきたのです。

かれこれ30年くらいは成長し続けているのではないかと思います。

そのドン・キホーテの売上の動向から、2019年10月の消費増税後における一般庶民の生活変化を捉えてみました。



増税後の商品種別ごとの売上傾向



家電製品の落ち込みがやや大きくなっています。しかし、その中にあっても空気清浄機は好調を維持しています。これは推測ですが、コロナウィルスの影響でプラズマクラスターなどといった殺菌機能をもつ空気清浄機が人気を博しているものと思われます。

日曜雑貨、食品はほとんど変化がなく、むしろ好調をキープしています。カップ麺やパックライス、缶詰、冷凍食品などが特に堅調です。トイレットペーパーなどの紙製品も好調な売れ行きです。これまたコロナウィルスの影響が大きいと思います。「巣ごもり消費」といわれるように外食を避け、家でおとなしく過ごそうという人が多いのでしょう。買い物の雑踏もなるべく避けたいので、保存のきく食品が売れていると思います。トイレットペーパーはいうまでもなく風評による売上げ増です。

時計・ファッション用品の落ち込みがとりわけひどくなっています。そのため、百貨店などは悲惨な状況です。消費増税でぜいたく品が買えなくなってきているところに外出を控える動きも加わって、おしゃれ着などのニーズは一気に無くなりました。お金に余裕がなくなると真っ先に削られるのがこのあたりということになります。

意外なのはスポーツ・レジャー用品の売上げに持ち直しが見られることです。とりわけフィットネス商品や自転車が好調です。外出したくないので家でトレーニングする人が多くなっているのだと思います。自転車が好調なのは今一つ?ですが、今まで自動車で通っていた人がガソリン代を節約したり、電車から自転車へ通勤手段を変えたりといったことが考えられます。


PPIHと日経平均株価の比較


消費増税、コロナウィルスの影響にもかかわらず、ドン・キホーテ(PPIH)(7532)の売上は総じて堅調を維持しています。それは株価が顕著に示しています。

以下は日経平均とPPIHの株価推移です。

(日経平均)
20200328225.jpg

(PPIH:7532)
202003287532.jpg

日経平均の下げに比べて緩やかな下げに収まっていることがわかります。不景気に強いディフェンシブストックの典型です。(やってることはアグレッシブですが)

政府の景気対策に期待


アメリカは約220兆円もの景気対策を行うとか。

それに比べて日本の景気対策はしょぼすぎるといった印象をぬぐえません。

当初出た案は、国民一人に12,000円配るとか・・・。それって合計しても1.5兆円くらいにしかなりません。桁が一桁違います。焼石に水、瞬間蒸発です。

アメリカはGDPの約10%を景気対策に使う覚悟です。アメリカに倣うなら、日本の経済規模からして50兆円は欲しいところです。

自民党の二階幹事長からはリーマンショック時を上回る対策などという言葉もでてまいりましたので、60兆円以上の経済対策も期待できそうです。

最低でも50兆円の景気対策。これをやらないとまたしても世界の成長から取り残されることは間違いありません。

あとはその中身がどんなものになるか?お肉券を出すならお魚券も出さなきゃなどというふざけた論議が飛び交っているようではいささか心配にならざるをえません。

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