新型コロナ救済策で今後Jリートに逆風が吹くかも

マンション2



とある番組を見ていたら、どこかの国では新型コロナウィルスの影響で家賃を半年払わなくてもOKという政策が取られるという話があったのです。さて、日本は?



日本でも賃料に対する要請が・・・


気になってチラチラと調べておりましたら、日本でもそんな要請が出ているではないですか。

国土交通省の発表によれば、「新型コロナウイルス感染症の影響により、賃料の支払いが困難な事情があるテナントに対しては、賃料の支払いの猶予に応じるなど、柔軟な措置の実施を検討頂くよう、要請をしました。」とのこと。

不動産オーナーに対する補償については「あくまで強制ではなくお願いになるので補償はないが、オーナーが可能な限り対応できるよう、各金融機関にも、返済条件などについて相談を受けるよう要請している。それも踏まえて、テナントからの相談に乗ってほしい。」とのことであります。

政府が頻繁に使う卑怯な手法


財政再建第一主義で国民の命を軽視している日本国政府がよく使う手です。最近とみに理解できました。

「これは要請です。強制力はありません。」

   ↓↓↓

「よって、自己責任でなんとかしてください。政府は責任持ちません。」
「当然お金も出しません。」

という無責任かつ責任回避的政策です。

Jリートも不動産賃貸をしている法人ですから当然他人事ではありません。

今後、テナント側から「支払いを猶予してほしい。」あるいは「賃料を値下げしてほしい。」などといった要請が数多く寄せられることになりそうです。

無下に断れば、出て行ってしまうか、最悪倒産という事態にもなりかねません。当然、賃料はとりっぱぐれることになるでしょう。

Jリートにも影響が!?


企業倒産がにわかに増加しています。売上が減って手元資金が枯渇してきている企業や事業主が多いのです。

不動産賃料にも影響が出ますから、予想分配金が今後引き下げとなるJリートが増えてくるものと予想します。

現に、大江戸温泉リート投資法人(3472)は2020年11月期の予想分配金を2,328円から1,961円へと約16%引き下げる旨、発表しました。また、ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)は、3月25日に2020年12月期の予想分配金を未定に修正しています。

以下は、Jリートの中の分配金利回り上位10傑です(2020年4月3日現在)。

インヴィンシブル投資法人 (8963)16.22%

ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)13.51%

ケネディクス商業リート投資法人(3453)10.14%

投資法人みらい(3476)9.49%

森トラスト・ホテルリート投資法人(3478)9.49%

日本リテールファンド投資法人(8953)9.31%

いちごホテルリート投資法人(3463)9.17%

タカラレーベン不動産投資法人(3492)9.06%

スターアジア不動産投資法人(3468)9.03%

星野リゾート・リート投資法人(3287)8.98%


異様な高利回りは何を暗示する?


10%以上の高利回りなど、この低金利下において異常といわざるを得ず、将来の利回り低下リスクやJリートそのものへの信用リスクが折り込まれていると考えざるを得ません。

もっとも市場が確実に合理的かつ効率的な動きを示すことなどもありえず、市場が間違っているのか?見えざる手によって合理的な値付けがされているのか?は後になってみないとわかりません。これがまた投資の妙味でもあります。

そして一個人としては、時間分散そして銘柄分散して様子を見ながら仕込んでいこうという算段しか見当たらないのです。

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