疑似バフェット指標(2020年4月末)‐新型コロナの影響

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バフェット指標の基準となるのはGDPの規模です。新型コロナ騒動でこの基準が大きく揺らぐことになります。

なにしろ影響範囲が大きく、収束の時期もよくわからない。わからないことだらけでいったい2020年のGDPがどの程度の落ち込みとなるか想像もつきません。



2020年の名目GDPはどの程度か


新型コロナウイルス次第ですので、正確な予測は困難です。もはやおおまかに推測するほかありません。2019年に比べて概ね3%のマイナス成長。この程度で収まれば御の字というのが今の実感です。

それでも年間と通せばなんとか一桁台で踏みとどまってくれるのではないかと思います。

消費増税のせいで2019年10月~12月の落ち込みがひどかったので、結果的に2020年の下げ幅は小さくなるというなんとも皮肉な結果となりそうなのです。

希望的かつ楽観的予想で530兆円。これを基に考えてみたいと思います。

疑似バフェット指標(2020年4月末)


2020年4月も終わりました。株価の居所を確認してみたいと思います。
(疑似バフェット指標についてはこちらをご覧ください。)

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GDP規模が小さくなれば当然株価水準も低くなります。

前月の妥当株価(日経平均)は16,969円でしたが、GDPの金額を修正したため今月は大きく動き、16,075円という結果になりました。

ところが現実の株価は案外しっかりしていて、20,193円(2020年4月30日終値)。

なんとも不可思議な株高といったところです。いったい誰が買っているのか不気味です。ニューヨーク・ダウが持ち直してきていますので、それに引っ張られていると考えるのが妥当だろうと思います。

となると外国人投資家主導の動きと考えていいでしょう。それにプラスして、日銀のETF買いが下値を支えているといった感じです。

現状の株価水準は明らかに「割高」とみます。ウイルス同様、第二波の下げに備えておかねばならないと考えます。

新型コロナの致死率から日本を見る


アメリカ、スタンフォード大学の調査によれば、かなりの人が潜在的に新型コロナウイルスに感染しており、ウイルスの致死率は実は0.2%未満ではないかという結論を出しています。

この数値は以前、当ブログでもアイスランドの状況から0.3%程度ではないかと推測した数値と似た結果であり、概ねこのあたりで落ち着くと思われます。

(関連記事)アイスランドから考える日本の推定無症状感染者数

日本でも抗体検査を行っており、その結果が近日中に出るようであり注目されます。

現状、日本の死者数は458名。致死率を0.2%と仮定すれば、約23万人が感染している計算となります。(公表数値は14,545名)

自覚の有無にかかわらず、日本人の500人に1人はすでに感染している、あるいはしたと推定されます。

集団免疫の獲得にはほど遠いですが、希望の光として、日本人の致死率がさらに低ければ集団免疫獲得への道は近くなります。

ワクチンが行きわたるのはまだまだ当分先の話ですから、ウイルスに侵入されても発症しないだけの免疫力を蓄えておくことが大事です。

また、自分が無症状感染者である可能性があることから、人前ではマスクをできるだけ着用することも必要でしょう。それにしても早くこの騒動が収まってくれるのを願うばかりです。

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